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平成27年度 春 基本情報技術者試験 【問13】(その1)

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ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。

今回は平成27年度春期基本情報技術者試験午後問13の解説です。

設問1
それぞれの単元の学習が標準日数内に完了したがどうかを表示する式を完成する問題です。完了したかどうかの条件は、「ワークシート:学習進捗管理(単元記述部分)」(8)に記載されています。学習完了日が設定されたとき、条件により○か△を表示するとあります。では、設定されていないときはどうかというと、図1をみると、F列(学習完了日)が設定されていない行のG列には何も設定させていません。つまりnullです。ここまでで、2行目で考えると、

  • IF(F2=null,null,○か△)

になります。○か△かは、学習に要した日数が標準日数以下であれば○、そうでなければ△と書いてあります。学習に要した日数は、学習開始日と学習完了日を含むので、「学習完了日-学習開始日+1」です。つまり、

  • IF(F2-E2+1<=D2,’○’,’△’)

です。この2つを合わせると、

  • IF(F2=null,null,IF(F2-E2+1<=D2,’○’,’△’))

です。空欄aにはエが入ります。

設問2
それぞれの項目が学習開始可能が否かを表示する式を完成する問題です。学習開始可能か否かの条件は、「ワークシート:学習進捗管理(項目記述部分)」(4)に記載されています。条件(1)と(2)をともに満たしているということなので、IF関数の第1引数の最初にある論理積は、この「ともに満たしている」の部分と考えることができます。そうすると、1つめの論理和が条件(1)、2つめの論理和が条件(2)です。

条件(1)は、

  • 単元のIDが100であるか
  • より小さいIDの単元の学習が完了しているか

のいずれかを満たしているです。「ワークシート:学習進捗管理(項目記述部分)」(2)より、単元のIDは、IDの下2桁を除いたものです。これは、10の位を切り捨て、100の位までを求めた値になります。従って、条件(1)の最初の条件は、「切捨て(I3,-2)=100」です。2つ目の条件は、A列より、該当する単元のIDの位置を求め、その1つ上にある単元の学習完了日をみます。日付が入っていれば完了しています。下の図の青部分です。この図では、項目のIDが301で考えています。問題はK3に入力する式なので、行番号は置き換えてください。

20151012

(画像をクリックで拡大)

単元は順に学習するので、完了していればそれより小さいIDの単元は完了済です。空欄bにはオが入ります。

条件(2)は、

  • 単元の項目学習条件が任意であるか
  • 単元の項目学習条件が順次で
    • ID下2桁が01であるか
    • より小さいIDの項目が完了しているか

です。最初の条件は、上の図の赤の範囲で該当単元のIDと等しい行の項目学習順序が任意であるかです。空欄cにはイが入ります。2つ目の条件は、問題にある100で割った余りが1であるかです。最後の条件は、該当するiつ上の行のM列が空値であるかどうかです。空欄dにはエが入ります。

では、続きは次回に。

2015年(平成27年度)春期の解説

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