スゴ技

平成25年度 秋 基本情報技術者試験 【問9】(その1)

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ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。

もうすぐ授業再開です。休み気分から勉強する態勢に移しましょう。

それでは、今日は平成25年度秋期基本情報技術者試験午後問題、問9前半の解説です。問題は、IPAのサイトをご覧ください。

前半は、問題文を読んで処理内容を確認した上で、しっかりとプログラムをトレースすれば大丈夫な問題です。

設問1
「プログラムの説明」の(2)辞書順での比較の方法を確認すると、

  1. 文字列から「基本文字列」と「文字情報列」を生成する
    • 「基本文字列」は、英字を小文字にして取り出した文字列
    • 「文字情報列」は、対応する文字が6種類のいずれかであるかを文字で表した文字列
  2. 「基本文字列」を比較する
  3. 「基本文字列」等しい場合、「文字情報列」を比較する

です。プログラムでは、diccnv関数で「基本文字列」と「文字情報列」を生成しています。diccmp関数では、diccnv関数で2つの文字列の「基本文字列」「文字情報列」を生成後、比較し、結果をrcに格納しています。プログラムの流れを図にすると、次のようになります。

20140106

注意するとすれば、diccov関数内の繰り返し条件で、chにwpos位置になる文字を格納したとき、wposに後置インクリメント演算子が付いているので、wposは次の文字位置を示すようになっていることです。
図より、空欄aには「66」(ク)、空欄bには「01」(ア)、空欄cには「正の数」(イ)が入ります。

設問2
上の図からもわかるように、プログラムを実行すると文字の種類により文字情報は次のようになります。

  • 大文字は’4′
  • 小文字は’0′
  • 大文字”-“付きは’5′
  • 小文字”-“付きは’1′
  • 大文字”.”付きは’6′
  • 小文字”.”付きは’2′

以上より、小文字より大文字の方が大きく、同じ種類であれば”.”付きが一番大きく、次に”-“付きになります。空欄dにはエが入ります。

今回はここまでです。

2013年(平成25年度)秋期の解説

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