ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。
今日は平成25年度秋期基本情報技術者試験午後問題、問7の解説です。問題は、IPAのサイトをご覧ください。
在庫を中心とする販売管理システムの改善問題ですが、あまり深く考え考えずに、問題文を素直に読んで解答すればよいでしょう。
設問1
改善案(1)~(3)の文と対応させて考えます。改善案(1)に、「注文内容を電子情報にして物流担当に伝える」とあります。つまり、「物流担当に注文内容」を伝える必要があります。また、改善案(3)に、「メーカへの発注は営業所から行わず、物流担当がまとめて行う」とあります。つまり、物流担当が「メーカに一括発注する」ということです。空欄aにはエ、空欄bにはエが入ります。
設問2
改善案実施で得られる効果は、問題点の解消です。問題点(1)~(3)の内、各営業所が在庫を持っていたことによる問題点は、(3)の事務担当者の受発注処理や在庫管理に費やす時間の増加、他営業所の在庫確認や、営業所間での商品の発送作業と受取り作業の手間です。従って、各営業所の在庫をなくし、物流倉庫に集約することにより、「事務担当者」の「受発注処理や在庫管理に費やす時間が軽減され」ます。空欄cにはウ、空欄dにはイが入ります。
設問3
表1を完成させると次のようになります。ただし、総在庫数の計算に必要な拠点iの需要比率の平方根の合計を求めるために、需要比率の平方根を加えています。
総在庫数の計算式に値を代入すると、商品Kの総在庫数は
95+470÷2.22=306.71171≒307
です。空欄eにはイが入ります。
同様に商品Lの総在庫数を求めると、
95+470÷1.27=465.07874≒465
です。
一元管理した時の総在庫数は商品Kの方が少なくなります。つまり、需要比率が分散し、「各営業所で均一に近い商品」程、総在庫が少なくて済む、削減効果が高いといえます。空欄fにはアが入ります。
2013年(平成25年度)秋期の解説
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