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平成24年度 秋 基本情報技術者試験 【問5】

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ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。

今回は、平成24年度秋期基本情報技術者試験午後問5、ソフトウェア設計の解説です。問題はIPAのサイトをご覧ください。

この問題は、通信講座の受講管理システムです。通信講座を受講したことのある人は、イメージしやすかったのではないでしょうか。もちろん、受講したことのない人も、問題に書いてある概要をしっかりと読めば大丈夫です。

設問1
空欄a
流れ図の空欄a以降で、提出回数や平均点を求めて判定処理を行っています。従って空欄aには判定を行うかどうかの条件が入ることになります。問題の「初級、中級資格向けの講座修了判定の概要」の(1)を読むと、「前月で受講期間が終了した受講者対象に、答案の提出回数と平均点を算出し、修了判定処理を行う。」とあります。つまり、講座の終了年月日が過ぎている(現在日付より前である)ことです。空欄aの解答はウです。

空欄b
提出回数や得点が合計に含まれるのは、提出期限に間に合った場合です。従って、空欄bには提出期限に間に合ったかどうかの条件が入ります。つまり、提出日が提出期限以前であるということです。空欄bの解答はエです。

空欄c~空欄e
初級、中級では、判定区分に優秀、合格、不合格があるが、合格の判定は級によって異なります。初級であるか中級であるかは表1より、受講期間でわかります。問題の「初級、中級資格向けの講座修了判定の概要」の(3)(4)を読むと、提出回数において、初級(受講期間6か月)は4回以上の提出、中級は7回以上の提出が必要です。流れ図の中ほどにこの条件があります。Yes側はこの条件を満たしています。No側は満たしていません。No側は不合格ということになります。更に、合格には平均点が60点以上という条件があります。合格の場合、問題の「初級、中級資格向けの講座修了判定の概要」の(5)より、平均が90点以上かつすべて提出していれば優秀になります。すべて提出とは、提出回数と受講期間の月数が同じということです。この条件は空欄cの次にあります。従って、空欄cには、もう1つの条件である平均が90点以上が入ります。空欄cの解答はオです。空欄dは、両条件を満たしている場合で優秀、解答はウです。空欄eは合格、解答はアです。

設問2
問題の「初級、中級資格向けの講座修了判定後の処理の概要」の(2)を読むと、「修了判定した月の翌月1日(以下、起算日という)から24か月間」が割引対象期間であることがわかります。割引残存期間は、24か月から、起算日から現在までの月数を引いた月数になります。この期間は、現在が起算日の年と同じ年であるかどうかで計算方法が異なります。

同じ年の場合、次の図のようになります。

起算日から現在までの月数は、単に現在の月から起算日の月を引くことで求まります。現在の月を変数mに設定しているので、起算日から現在までの月数は、「変数m-起算日の月」です。割引残存期間は、「24-(変数m-起算日の月)」で、「24+起算日の月-変数m」です。24は割引対象期間なので、「割引対象期間+起算日の月-変数m」です。空欄gの解答はエです。

同じ年でない場合、次の図のようになります。

起算日から現在までの月数は、現在が起算日の翌年の場合、「12-起算日の月+現在の月」です。更に次の年の場合、「24-起算日の月+現在の月」です。この12と24は、現在の年と起算日の年の差に12を掛けたものです。従って、「24-((現在の年-起算日の年)×12-起算日の月+現在の月)」となります。変形すると、「割引対象期間+起算日の月-(現在の月+(現在の年-起算日の年)×12)」となります。下線部分がmでないといけないので、空欄fの解答はエです。

2012年(平成24年度)秋期の解説

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