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平成24年度 秋 基本情報技術者試験 【問2】(その1)

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ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。

今回は、問2です。問題はIPAのサイトに掲載されていますので、そちらを参照してください。

設問1
統合時に考えられることは、

  • 同じデータであるが、異なる表記になっている
  • 異なるデータであるが、同じ表記になっている

です。

簡単な例で問題点を考えます。英語と数学の成績が、姓、科目、得点についてそれぞれ記録されているとします。同姓がいる可能性があるので、その場合、英語では名も付けます。数学では名の1文字目を()付きで付けます。逆に、同姓はそれぞれの科目で管理しているので、姓だけであっても科目が異なると同一人物とは限りません。これらの表を統合し、更新、削除を行うと、次の図のようなことが発生します。


問題では、「同じ情報が、表現が異なるデータとして社内に複数存在する場合がある」となっているので、赤点線より上の2例が該当します。従ってa、bの解答はア、イとなります。

問題の図2と図3では、同一データは「情報商事株式会社」(情報商事(株))と考えられます。

  • 取引先コードはそれぞれの事業部で割り当て方が異なります
  • 社名は、株式会社の表記方法が異なります
  • 所在地は都道府県の扱いと番地の表記方法が異なります

共通なのは電話番号なので、突き合わせ項目としては電話番号が適切と判断できます。従ってcの解答はウとなります。

設問2
FROM句に複数の表が指定してある場合、WHERE条件には最低、結合条件が必要です。問題の図1をER図にすると次のようになります。


このSQL文では、発注表と明細表の結合条件、商品表と明細表の結合条件が必要です。解答はアになります。他の選択肢には商品表と明細表の結合条件がありません。

2012年(平成24年度)秋期の解説

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