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平成26年度 秋 基本情報技術者試験 【問3】

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ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。

平成26年度秋期基本情報技術者試験午後問3の解説を書きたいと思います。問題は、IPAのサイトにアップされていますので、ご覧ください。

問3は、プロセスのCPU割り当て時間の問題です。タイムチャートをしっかり書けば確実に解ける問題です。

設問1
到着順方式では、問題より時間切れでCPUの割り当てが切り替わることがありません。従って「実行」状態から「実行可能」状態に遷移することはありません。(b)は0回です。データ入出力は「待ち」状態になること、入出力後は「待ち」状態から「実行可能」状態に遷移することに注意すると、

  • プロセス生成→実行可能実行(前処理)待ち(データ入力)実行可能実行(計算処理)待ち(データ出力)実行可能実行(後処理)→終了

と遷移します。赤矢印の(a)は3回、青矢印の(c)は2回、緑矢印の(d)は2回です。ウが正解です。

設問2
ラウンドロビン方式でのタイムチャートは次のようになります。実行状態のプロセスを赤で示しています。実行可能状態は上側が先に可能状態になったプロセスで、下側に追加するようにしています。

201411031(図をクリックで拡大)

図より、最初にプロセスDが実行状態になる100ミリ秒後の実行可能状態にあるプロセスはACBの順です。正解はイです。

設問3
残余処理時間順方式でのタイムチャートは次のようになります。

201411032(図をクリックで拡大)

設問2同様、実行状態のプロセスを赤で示しています。中段の数字は、10ミリ秒ごとの残余時間です。この時間の小さいプロセスを次の10ミリ秒実行します。10ミリ秒実行すると、残余時間は10ミリ秒小さくなります。下段の矢印の下の数字は、各プロセスが生成されてから終了するまでの時間、すなわちターンアラウンドタイムを示しています。正解は、順にキ、カ、ウです。

どうだったでしょうか。タイムチャートがしっかり書ければ問題ないでしょう。

2014年(平成26年度)秋期の解説

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