3DCGアニメーション学科教員の西條です。
3DCGアニメーション学科では、3DCGソフトMayaを使ってのモデリング技術習得や、動きをつけるモーション練習、AfterEffectによる動画編集の方法などを、就職に向け日々勉強しています。
今回は9月に行われた、学生たちの前期の集大成のお披露目の場である、前期中間制作合評会の様子をご紹介します。
大きなホールでの制作プレゼン
3DCGアニメーション学科では、年に数回、学生の作った作品の合評会があります。
合評会は、神戸電子の施設で最も大きなホールであるソニックホールで行います。自分の作品を大勢の前で、しかも大きなホールのステージの壇上に立ち、一人で発表します。
こんなところで発表なんて、すごく緊張しますよね・・・
その場で講師陣から厳しいコメントが続出する場合も・・・
当日は非常勤の講師の先生が一人一人の発表にコメントしてくれます。
・・・なのですが、あまり技術的に不十分なもの、面白いものを作ってやろうという意識が低い作品が出ると、講師陣から辛口のコメントが炸裂します。
- 「作品制作をナメてるんじゃない?」
- 「この程度じゃ業界には入れないよ。入ったとしても続かない」
- 「観察が足らない。作りこみが全くなされていない。評価に値しない」
などなど、中にはグサッと突き刺さる痛烈なコメントが・・・
もちろん全員このようなコメントをもれなくプレゼントされるわけではなく、しっかりした作品を制作した学生は高い評価をもらっていました。
しかし、一度辛口のコメントが出ると、場の空気が凍り付きます。
余計に発表しづらいピリピリした雰囲気に・・・
緊張しないと人は成長しない
人は緊張する場数が多ければ多いほど、場慣れし、度胸がつき、成長します。
映像やゲームの業界に入ると、必ず自分の創ったものを売り込む機会が訪れます。それがいわゆるチャンスというものです。そのチャンスをいかに掴むことができるか、それがプレゼン力です。
合評会は、そういったプレゼン能力の育成の場になっています。
クリエイティブ業界では、単に作品を作って終わりでは、意味がありません。
自分以外の誰かに見せたり、批判されたり、褒められたり、認められたりすることが大切です。
そうして自分の創ったものが一人歩きし、その作品が誰かを感動させたら最高ですよね。合評会を通じて、学生に少しでもその重要性を実際に感じてもらえたらと考えています。
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