ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。まだ夏休み中ですが、IT分野では今日から情報処理技術者試験に向けたセミナー開始です。試験まで2か月程度、頑張りましょう。
では、今回は平成26年度春期基本情報技術者試験午後問6の解説です。
設問1
各処理の開発規模を求めて、表3の空欄を埋めます。各処理のファンクション数は、図1における矢線の数です。
- ファイル読込は、ファイルから処理に向かう矢線の数
- ファイル書込は、処理からファイルに向かう矢線の数
- 帳票作成は、処理から帳票に向かう矢線の数
- 端末画面は、端末から処理に向かう矢線の数
- レコード編集は、「処理フロー図の説明」中に編集がある処理
例えば、データ読込では、オンラインストレージ、電子記憶媒体、名簿マスタから矢線が引かれているのでファイル読込は3、エラーファイル、名簿マスタに向かって矢線が引かれているんでファイル書込は2、帳票作成はなし、端末画面はメンテナンス用端末から矢線が引かれているので1、レコード編集は「入力データを基に編集し」とあるので1となります。開発規模は各値に表1の値をかけると求まるので、それぞれ順に0.3(3×0.1)、0.6(2×0.3)、0.0(0×0.6)、1.0(1×1.0)、0.5(1×0.5)となります。表を完成すると次のようになります。
データ抽出のファイル書込みは、オンラインストレージ、電子記憶媒体、ログデータに向かって矢線が引かれているので3です。空欄aはウです。
表2より、処理別工数合計は処理別開発規模合計に2を掛けた(0.5で割った)値になります。例えば、データ読込は2.4×2で4.8になります。データ整備は2.0×2で4.0です。空欄bはエです。
設問2
すべての処理で利用されているファンクションは、上の表よりファイル読込とファイル書込です。開発規模合計を比較すると、ファイル書込の方が大きいので、問題より対象ファンクションはファイル書込になります。空欄cはウです。
総合試験や運用試験は、共通部品化しても同じように実施します。共通部品化によって削減できるのは、外部設計、詳細設計、製造です。空欄dはウです。
各工程での開発規模は、処理別工数合計に各工程の比率を掛けたものになるので、表4の網掛け部分を埋めると次の表になります。
データ抽出の工数合計は3.4なので、その80%にあたる2.72が外部設計、詳細設計、製造の工数です。最初の表より、データ処理全体の規模が1.7、ファイル書込の規模が0.9なので、2.72×(0.9/1.7)=1.44がファイル書込の工数になります。空欄eはイです。
2014年(平成26年度)春期の解説
- 平成26年度 春 基本情報技術者試験 【問13】(その2)
- 平成26年度 春 基本情報技術者試験 【問13】(その1)
- 平成26年度 春 基本情報技術者試験 【問12】(その2)
- 平成26年度 春 基本情報技術者試験 【問12】(その1)
- 平成26年度 春 基本情報技術者試験 【問6】
- 平成26年度 春 基本情報技術者試験 【問7】(その2)
- 平成26年度 春 基本情報技術者試験 【問7】(その1)
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- 平成26年度 春 基本情報技術者試験 【問5】
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