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平成26年度 春 基本情報技術者試験 【問5】

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ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。

しばらく間が空きましたが、平成26年度春期基本情報技術者試験午後問題の解説の続きです。今回は、午後問5です。

この問題も、説明が長く、意見難しそうですが、問題の中にヒントが隠れています。必要なところと必要でないところ、しっかり区別しましょう。

設問1
統合に当たりC社システムに追加開発が必要となる機能を答える問題です。「システム統合の方針」(1)より、両社に存在するシステムについては、C社システムにD社システムの固有機能を追加します。このことにより、C社機能には変更なしということがわかります。また、同(3)より、D社在庫管理システムはそのまま利用するので追加開発が必要ないことがわかります。

「D社システムに関する説明」からC社システムに追加開発が必要な機能を選びます。説明には「販売管理システム」「在庫管理システム」「生産管理システム」「調達管理システム」がありますが、「販売管理システム」はすでに表1に記載されている、「在庫管理システム」はそのまま利用するので除外します。説明を読むと「調達管理システム」は情報を在庫管理システムに渡す部分なので、追加開発ではなく、新規にインターフェースの開発になります。

従ってシステムは「生産管理システム」で、「D社システムに関する説明」(3)より、「在庫情報と売掛情報から、製品ごとの生産計画を日次で作成する機能」を追加します。aの正解はイ、bはアになります。

設問2
タイミングに注目して、「在庫管理に関する説明」の各項目とシステム及び設定内容と対応付けます。

  • (1)から(4)は各在庫に関する定義なので、タイミングと関係ありません。
  • (5)は受注時の説明です。空欄eが該当します。有効在庫から受注数を引き当てるので、在庫区分、入出庫区分、数量は、それぞれ有効在庫、出庫、受注数になります。空欄eはカです。
  • (6)は生産計画時の説明なので、空欄cが該当します。有効在庫に生産予定の生産数を加えます。それぞれ有効在庫、入庫、生産予定数になります。空欄cはキです。
  • (7)は部品の調達先への発注、部品の調達先からの納品時の説明です。後半が空欄dに該当します。実在庫に加算するので、それぞれ実在庫、入庫、納品数になります。空欄dはエです。
  • (8)は生産時、(9)は完成時の説明で、表3の網掛け部分に該当します。
  • (10)は製品出荷時の説明で空欄fに該当します。製品の実在庫を減算するので、それぞれ実在庫、出庫、出荷数です。空欄fはイです。

問題はしっかり読むべきですが、時間が足りない場合、必要な個所をしっかり対応付けることで、早く解くことができます。

2014年(平成26年度)春期の解説

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