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平成26年度 春 基本情報技術者試験 【問4】

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ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。

今回は、平成26年度春期基本情報技術者試験午後問4の解説をしたいと思います。

設問1
問題より、Ethernetはデータリンク層で接続するサービスです。データリンク層は、OSI参照モデルの第2層で、上位の第3層はネットワーク層です。従って、ネットワーク層では様々な通信プロトコルを利用できます。ウが正解です。

設問2
図1より、東京本社とEthernet間が4Mbps、広島営業所とEthernet間が1Mbpsなので、転送速度は遅い方に合わし、1Mbpsになります。1ブロック4kバイト(32kビット)を転送するには32000÷1000000=0.032秒(32ミリ秒)必要です。
図2より、1ブロックの転送につき応答時間が加わります。東京本社と広島営業所との応答時間は45ミリ秒なので、合わせて1ブロックにつき77ミリ秒必要です。
1Mバイトのファイルは、1M÷4k=1000÷4=250ブロックあります。ファイル転送に必要な時間は、77×250=19250ミリ秒=19.25秒になります。空欄aにはエが入ります。

10ブロックを連続して送信するので、応答時間(45ミリ秒)は、この10ブロックのまとまりに対して1回発生します。
1ブロック4kバイトの転送には32ミリ秒必要でした。10ブロックでは32×10=320ミリ秒です。
1Mバイトのファイルは250ブロックだったので、10ブロックのまとまりは、250÷10=25個あります。転送に必要な時間は、(45+320)×25=9125ミリ秒=9.125秒≒9.13秒になります。空欄bにはウが入ります。

大阪営業所とEthernet間の転送速度をA Mbpsとすると、1ブロック4kバイトのを転送するには32000÷(A ×1000000)秒必要です。
東京本社と大阪営業所との応答時間は24ミリ秒(0.024ミリ秒)です。
250ブロックを転送するには(32000÷(A ×1000000) + 0.024)×250秒必要です。これが8秒以下になるようにするので、
(32000÷(A ×1000000) + 0.024)×250 ≦ 8
です。この方程式を解くと、
(32000÷(A ×1000000) + 0.024) ≦ 0.032
32000÷(A ×1000000)  ≦ 0.008
4000000  ≦ A ×1000000
4  ≦ A
です。回線速度は4Mbps以上、つまり、最低でも4Mbpsで契約する必要があります。空欄cにはイが入ります。

2014年(平成26年度)春期の解説

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