ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。
平成26年春の問2の解説です。
設問1
設問1は実効アドレスを求める問題です。この設問の答えが、次の設問に影響するわけではありません。しかし、考え方を間違えると、設問2も間違えることになってしまうので注意しましょう。
問題の命令を2進数に直すと、「0001100110000011」になります。この値を図1に合わせると次のようになります。
表2より、xとbが共に0以外のとき、実効アドレスは(x)+(b)+dになります。xは1なので、(x)はレジスタ1の内容となり、図2より3です。bは2なので、(b)はレジスタ2の内容となり、図2より2です。dは3なので、(x)+(b)+d=3+2+3=8となります。実効アドレスは8(0008h)で、解答はオです。
設問2
設問2は、トレースすれば解けます。ただし、途中で間違えると全てに影響するので、丁寧にトレースすることを心がけましょう。
0010h番地からの実行をトレースすると、次の図になります。
0011h番地終了ときには、レジスタ番号0のレジスタは0010h番地の命令により0007hになっています。(上図の赤)空欄aにはキが入ります。
また、レジスタ番号1のレジスタは0011h番地の命令により0001hになっています。(上図の青)空欄bにはアが入ります。
0013h番地の命令では、mが10、CCは直前の命令の結果が0以外で01が設定されているので、これらの論理積をとると00になり、分岐しません。空欄cにはアが入ります。
分岐しないので、次の0014h番地の命令を実行します。mが11、CCが01なので、論理積をとると01になり、実効アドレス(0016h)に分岐します。分岐先の0016h番地の命令により、レジスタ番号2のレジスタは0001hになります。空欄dにはアが入ります。
どうだったでしょうか。丁寧にトレースすれば、さほど難しい問題ではないと思います。
2014年(平成26年度)春期の解説
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