ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。
検定試験や期末試験の時期になってきました。気を引き締めていきましょう。
では、今回は平成26年度春期基本情報技術者試験午後問13の解説です。
表計算問題では毎回のことですが、前半は問題を読めば空欄に何を入れればよいか、わかると思います。
設問1
空欄a
問題より、郵便番号の上位2桁を取り出す関数が入ります。郵便番号は、図1より「顧客リスト」ワークシートのC列に7桁の整数で格納されています。7桁の整数の上位2桁を求めるには、100000で割ります。100000は10の5乗なので、10^5で表すことができます。割り算は/ですが、単に割っただけでは実数で求まります。上位2桁の整数値にするには、求めた値の小数部分を切り捨てます。割った答えを切り捨てて整数にするには「整数部」関数を用います。つまり、「整数部(顧客リスト!C2/10^5)」で求まります。エが正解です。
空欄b
「顧客リスト」ワークシートのF列にある年齢を、図3の年齢区分に従って表示します。例えば、37歳は35歳~39歳の範囲であるので35と表示します。設問1(3)の説明より、K列には図3の年齢区分の最小値が昇順で格納されているので、該当年齢をK列の2行目から順に検索し、該当年齢を超える値が最初に見つかった位置の直前の値(該当年齢を超えない最大値)です。これは、「垂直照合」関数で第4引数を1にすると求まります。表示する値は、検索するK列の値そのものなので、第3引数は1にします。空欄bには「垂直照合(顧客リスト!F2,K$2:K$10,1,1)」が入ります。イが正解です。
空欄c1とc2
大分類が*であれば、大分類コードを表示します。大分類コードが*でなく、中分類コードが*であれば中分類コードを表示します。つまり、まず大分類コードが*であるかを調べ、そうでなければ中分類コードを調べることになります。c1には大分類コードを取り出す式、c2には中分類コードを取り出す式が入ることになります。職業コードは3桁の整数で、大分類コードは先頭の1桁です。10の位で切り捨てをすると大分類コードになります。「切捨て」関数の第2引数は切り捨てを行う位置です。小数第1位を0として右方向を正とするので、10の位は-2です。c1は「切捨て(顧客リスト!G2,-2)」です。同様に中分類コードは1の位で切り捨てます。イが正解です。
では、マクロの設問2は次回に。
2014年(平成26年度)春期の解説
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- 平成26年度 春 基本情報技術者試験 【問13】(その1)
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- 平成26年度 春 基本情報技術者試験 【問12】(その1)
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