ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。
今日は平成25年度春期基本情報技術者試験午後問7(の途中まで)の解説です。問題はIPAのサイトをご覧ください。
設問1
解答群の正誤を順に見ていきます。図1のグラフから各値、伸び率、増加量を表にしたものが次の表です。値はグラフから読み取った為正確ではありませんが、大まかな傾向を掴むのに問題はありません。
ア
表の年度計を見ると、毎年増加しています。従ってアは正しいです。これは、表を見なくても次の点から判断できます。2004年、2006年にD国が減少していますが、ともにC国の増加量がD国の減少量よりも多きいので、全体としては増加しています。また、2008年、2009年にD国が、2010年、2011年にC国が減少していますが、ともにE国の増加量が減少量よりも大きいので、全体として増加しています。つまり、合計の年間販売量は毎年増加しています。
イ
グラフから2005年にC国とE国が、2006年にC国とD国が、2007年にD国とE国が、2009年にC国とE国が逆転しています。従ってイは誤りです。
ウ
表の国計をみるとA国が最も多いが、伸び率はB国が最も高いです。従ってウは誤りです。これは、表を見なくても次の点から判断できます。グラフより、2011年のA国とE国の販売数量はほぼ同じだが2002年の販売数量はE国の方がはるかに少ないので、伸び率はA国よりE国の方が大きいです。
エ
表の国計をみるとB国は最も少なく、伸び率はB国が最も高いです。従ってエは正しいです。
オ
グラフより、2002年より2011年の方が少ない国はありません。従ってオは誤りです。
カ
グラフより、D国は2004年、2006年、2008年、2009年に前年より減少しています。従ってカは誤りです。
キ
表より、増加量はE国が最も大きいです。従ってキは正しいです。これは、2002年と2011年を直線で結んだ時、傾きが一番大きいことで分かります。
ク
毎年増加しているのは、A国、B国、E国の3か国です。従ってクは誤りです。
設問2
インフレや増税により商品の価格は上昇します。価格が上昇すると、数量が減少してもそれ以上に価格が上昇していれば売上金額は増加することになります。aの解答はウになります。
所得が増加すると、より高額なものを購入できるようになります。数量が減少してもそれ以上に購入単価が上昇すれば売上金額は増加することになります。bの解答はアになります。
為替レートの変動により、米ドルベースの金額が変動します。100円の商品をドルで支払うことを考えます。1ドル100円だと1ドルです。円高になり、1ドル50円になると2ドルになります。このように円高になるとドルでは価格が上昇します。cの解答はオになります。
続きは次回に...
2013年(平成25年度)春期の解説
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