ブログのおねーさまこと山口あかねです。
本日は問5の解説を行います。問5はUMLのクラス図の問題です。神戸電子のIT(旧ソフト)分野ではクラス図は2年次のJava言語の授業で勉強をするので2年生以上の人にはかなりとっつきやすい問題になっていたのではないかと思います。解いてみると、本当に簡単なので選択できていればラッキーな問題ですね。
設問1:クラス図の空欄を埋める問題です。受注明細と関連のあるクラスがaの空欄に入ります。図1の受注伝票の例からみると、受注明細にはNo.、商品番号、商品名、商品の単価、商品の数量、商品売り上げの小計が記載されいてるので、商品と関係があることがわかります。問題分を読むと商品には、単独商品とセット商品があることから、単独商品とセット商品を汎化すると商品になります。aは商品、bとcのどちらかが単独商品、セット商品となります。線の終端のひし形の記号からbがcの部分であることがわかるため、bが単独商品、cがセット商品となります。答えは aはア、bはカ、cはオ です。
更に、dの多重度については、セット商品は単独商品を2つ以上組み合わせることになっています。そのため、多重度は2から無限大ということで 答えはキ です。
設問2:クラス図は3つのブロックにわかれていて、一番上にはクラス名、二番目には属性(フィールド:C言語などで言う変数のようなもの)、三番目には操作(メソッド:C言語などで言う関数のようなもの)を記述します。今回は受注クラスでの属性が1つ足りません。受注伝票に記載されているものは受注番号、得意先、受注日、明細、合計金額です。得意先と明細は別のクラスが存在し、関連づけされているので、残りは受注番号、受注日、合計金額なので、空欄は受注番号が入るとわかります。eの答えはエです。
受注明細も同様に考えると、商品関連は別のクラスがあるのでそれ以外で記載しなければならないものは明細No.、数量、小計です。小計が足りないので、空欄f は アです。小計は単価と数量から計算しなければ求められないので明細で行う操作は小計金額の計算となります。gの答えはイです。
2011年(平成23年度)秋期の解説
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