ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。
今日は平成25年度春期基本情報技術者試験午後問5の解説です。問題はIPAのサイトをご覧ください。
設問1
契約マスタ処理の説明中の「毎日、異動ファイル中の前日発生分のレコードと前日の契約マスタから、更新した契約マスタを作成する」より、対象となるレコードは異動年月日が「前日」のレコードであることがわかります。空欄aには、エが入ります。
処理3の内容に「T1と旧契約マスタを、証券番号をキーとして突き合わせ」とあるので、T1には「証券番号」で整列して格納する必要があることがわかります。空欄bにはカが入ります。
歩合給の説明に「歩合給は、社員が担当する生命保険の前月末日時点の担当契約数に対して (略)担当契約からの月払保険料の合計が (略) 担当契約には、終了した保険契約は含まない」とあるので、契約マスタから終了していないレコードを抽出します。契約マスタファイルの説明(2)に「終了していない保険契約の終了年月日は空白である」とあるので、「終了年月日」が「空白」であるレコードを抽出すればよいことがわかります。空欄cにはオ、空欄dにはアが入ります。
設問2
表2、表3を使って考えてみると、次のようになります。
- (黒)異動ファイルにデータがなくなるか、旧契約マスタ側の証券番号の方が小さい時は、異動ファイルに旧契約マスタ側の証券番号がないので、旧契約マスタ側のレコードをそのまま新契約マスタに書き込む。旧契約マスタ側のレコードは処理したので、次のレコードを読み込む。空欄eにはオが入る。
- (青)旧契約マスタ側の証券番号と異動ファイル側の証券番号が等しい時は、旧契約マスタ側のレコードを異動ファイル側の内容で更新した上で新契約マスタに書き込む。旧契約マスタ側のレコード、異動ファイル側のレコード共に処理したので、両方とも次のレコードを読み込む。空欄fにはエが入る。
- (赤)旧契約マスタ側にデータがなくなるか、旧契約マスタ側の証券番号の方が大きい時は、旧契約マスタに異動ファイル側の証券番号がないので、異動ファイルの内容を新契約マスタに書き込む。異動ファイル側のレコードは処理したので、次のレコードを読み込む。空欄gにはイが入る。
設問3
設問2で求めた新契約マスタを社員IDでグループ化し、歩合給を求めると次のようになります。
2013年(平成25年度)春期の解説
- 平成25年度 春 基本情報技術者試験 【問13】(その2)
- 平成25年度 春 基本情報技術者試験 【問13】(その1)
- 平成25年度 春 基本情報技術者試験 【問9】
- 平成25年度 春 基本情報技術者試験 【問11】
- 平成25年度 春 基本情報技術者試験 【問8】
- 平成25年度 春 基本情報技術者試験 【問12】(その2)
- 平成25年度 春 基本情報技術者試験 【問12】(その1)
- 平成25年度 春 基本情報技術者試験 【問7】(その2)
- 平成25年度 春 基本情報技術者試験 【問7】(その1)
- 平成25年度 春 基本情報技術者試験 【問6】
- 平成25年度 春 基本情報技術者試験 【問5】
- 平成25年度 春 基本情報技術者試験 【問4】
- 平成25年度 春 基本情報技術者試験 【問3】
- 平成25年度 春 基本情報技術者試験 【問2】
- 平成25年度 春 基本情報技術者試験 【問1】
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