スゴ技

平成24年度 春 基本情報技術者試験 【問13】(その1)

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ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。

連休も終わり、今日から授業でした。

今回は平成24年度春期基本情報技術者試験の問13設問1の解説です。問題は、IPAのサイトに掲載されています。そちらを参照してください。

問題の図1、図2と同じシートで考えますが、解説の都合上、値を変更しています。

a)
返却期日を求めます。
セルE2に返却期日を求めるためには、上の図の黄色の部分のように「利用者情報」シートの利用者IDを参照して属性(青色部分)を求めると、

  • 垂直参照(C2 , 利用者情報!A$2~C$51 , 1 , 0)

となります。次に、求めた属性から青色の部分のように属性を参照して貸出日数(赤色部分)を求めると、

  • 垂直参照(求めた属性 , 利用者情報!G$2~I$51 , 3 , 0)

となります。求めた属性に、最初の式を代入すると、

  • 垂直参照(垂直参照(C2 , 利用者情報!A$2~C$51 , 1 , 0) , 利用者情報!G$2~I$51 , 3 , 0)

となります。貸出日に求めた貸出日数を加えると返却期日になります。

  • D2 + 垂直参照(垂直参照(C2 , 利用者情報!A$2~C$51 , 1 , 0) , 利用者情報!G$2~I$51 , 3 , 0)

b)
延滞日数を求めます。
セルF2に返却期日を求めるためには、上の図の赤色の部分のように返却期日と日付を比べます。返却日付の方が新しい日付(大きい)場合、まだ返却日付になっていないので0とします。逆の場合、日付から返却日付を引くと延滞日数になります。

  • IF(E2 ≧ I$1 , 0 , I$1 – E2)

c)
残り貸出冊数を求めます。セルD2に残り貸出冊数を求めるためには、貸出上限冊数と現貸出中の冊数が必要です。
上の図の青色の部分のように属性を参照して貸出上限冊数(赤部分)を求めると、

  • 垂直参照(C2 , G$2~I$5 , 2 , 0)

となります。次に、黄色の部分のように利用者IDが等しいという条件で行数を求めると現貸出中の冊数が求まります。

  • 条件付個数(図書情報!C$2~C$201 , =A2)

この2つの差が残り貸出冊数となります。

  • 垂直参照(C2 , G$2~I$5 , 2 , 0) – 条件付個数(図書情報!C$2~C$201 , =A2)

d)
延滞状態を求めます。延滞日数の合計を求め、0以上であると延滞があります。
合計を求めるには、利用者IDが等しいという条件で延滞日数の合計を求めます。

  • 条件付合計(図書情報!C$2~C$201 , =A2 , 図書情報!F$2~F$201)

この値が0超であれば*を表示、0であれば空にします。

  • IF(条件付合計(図書情報!C$2~C$201 , =A2 , 図書情報!F$2~F$201) > 0 , ‘*’ , null)

以上より解答は、a)オ、b)ウ、c)ウ、d)キとなります。

2012年(平成24年度)春期の解説

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