こんにちは、IT分野の佐藤です。
IT分野では、私たちの生活の身近なところで日々使われているコンピュータシステムやWebアプリケーションを設計し、開発する勉強を日々行っています。
卒業生はシステムエンジニアやWebエンジニアなどとして就職をしています。もちろん国家資格の取得にも力を入れているので、資格を取りたい人には最適な分野です。
今年から担当学年がちょっと変わって、慣れない中で右往左往しています。
でもそんなことお構いなしに1ヶ月ほど過ぎて、少しずつこの状況にも慣れて授業に打ち込みやすくなってきております。
プログラマーなら料理をしよう!
日々いろいろすることがあるものの、休みのときにやっているのが料理です。
私の師匠(誰だよ)から「プログラマーは料理がとても大切なんだよ」と仕込まれたのがまだ身体に残っているのですかね。
でも、段取り考えたりするのにうってつけですし、作ってるときは他のことを少し忘れて没頭できますので、いい気分転換にもなるものです。
今は土日で休みの日の晩御飯を私が担当するのが恒例になっていて、別に大したことないもの作っても「すごーい」「おもしろーい」とIQが削れた反応を家族からもらってたりします。どうやら私の作るものは家庭内のIQを下げていってしまうもののようです。
このエントリーはそんな料理にまつわるお話です。とくに一人暮らしの方は少し注意しておくといいかもしれません。
調理工程を整理しよう
先日、魯肉飯(ルーローファン)というものを作ってました。台湾あたりでポピュラーな家庭料理・屋台料理です。
ものすごーくざっくり書くと、以下のようなものです。
- 卵をゆでておく
- とりあえず豚肉を適当な大きさにカットする
- その他の食材を適当にカットする
- 玉ねぎとニンニクをごま油で炒めて、少し透明になってきたところで豚肉も投入し、全体的に色が変わるまで炒めておく
- 砂糖とみりん、酒、中華スープのもと、オイスターソース、五香粉、八角を加えて、肉がかぶるぐらいまで水を足す
- 沸騰してきたら横に少し隙間を作って、ゆで卵を投入する
- フタをずらして、30分ほど中火で煮込んでおくと完成
砂糖・みりんは気持ち多めに入れておくといいみたいです。
残念ながら本物は食べたことはないのですが、各種メディアで見る情報からするとけっこう甘めのようです。
さてこの料理をする時、どこから手を付けるといいのでしょうか?
順番通りにやればいいと思うかもしれませんが、実際は
- 1で卵を茹でている最中に2と3は少なくとも並行可能
- 2と3は素材の衛生面を考慮するようにすると、カットする順番を変更しないといけない(一般的に野菜をカットしてから肉にしたほうが切り分けた食材が傷みにくい)
- さらに言えば玉ねぎを切るのは野菜シリーズの中では最後にしたい(臭いが他の野菜に移りやすい)
- 調味料は先にすべて出して、お皿に入れておくのが理想的。でも後で洗いものが増えてしまうのは勘弁という気持ちになるので、せめて入れる順番ぐらいに脇にかためておく
- 火をつけてるので離席はできず、30分間の途中で少し様子を見るぐらいはした方がいい
といった部分を考慮しないといけません。
もしお家でお母さんやお父さんがご飯を作ってるところを見られるなら、一度眺めてみてください。
きっとそういうことをあまり意識せずに、無意識でそれらを計算し動いているのです。やがてそれが身体になる。すごく感謝。
私は…まだそこまで無意識でできるわけでもありませんし、プロの料理人たちはまさにそこまで計算し尽くして大量のメニューをさばいていくのです。
プロってすごーい!
そんなわけでできたらこんな感じです。
野菜が少し残念なので、小松菜のおひたしを即席で作って添えてます。
効率を考えられるプログラマーを目指すなら、手空きの時間に料理にLet’s Try!ですよ。
たっぷり作って小分けにしておけば、副菜として置いておけるのでお得です。
ちなみに…
見た目それっぽいですが、この料理の重要なポイントは五香粉と八角です。
極端な話、中華料理をなんちゃってで作るときは、
- 炒め始めや仕上げに胡麻油を使う → 中華確定
- (普通のサラダ油でも)味付けにオイスターソースを入れる → 普通の炒め物がいきなり中華風になる!
- 五香粉を入れる → めっちゃ香る!
- 煮込みものなら八角を入れる → 大変なことになる!
というものがあったりします。最低限のアイテムとしてのオイスターソースを用意しておくと味が一気に決まります。
なお同様のやり口として…
- カレー粉(ルーではない)を用意しておくと、あらゆる炒め物をカリー化できる
※ リンクと本文は関係ありません - 茹で野菜をだし汁+醤油で漬け込んだりかけたりすると和風のおひたしになる、他の料理が濃口になるときはこういうのがあると助かりますよ
- バター(マーガリン)で炒めて醤油を回しかけて仕上げるとほんのり北海風になる
- 塩を相当に減らし、その分をニョクマム(ランプラー)で対応するとエスニック風になる
※ニョクマム達の香りへの反応は個人差が強いので、一度そういうお店で食べてみたほうがいいと思います
といった決まり手が存在します。単なる炒め物でも味付けをちょっと変えるとそれだけで変わりますので、スパイス・香辛料のたぐいは一人暮らしの方は用意しておくとごまかし変化球が利いてマンネリ化を防げます。
参考までに、私が一人暮らしの際に常備していたのは(塩、砂糖などの基本はともかく)以下のもの。これで日々のマンネリ化をしのいでました。
- オイスターソース
- 豆板醤
- カレー粉
- ラー油
- 花山椒粉末(麻婆豆腐の風味up!)
- ニョクマム(炒め物がエスニックになります、ナンプラーでもOK)
- にんにくのチューブ
- 生姜のチューブ
今回使った五香粉と八角は「豚の角煮」をするときの必須アイテムみたいなものなので、現在は常備しております。ちょっとした料理に使うだけでもアクセントになります。それにしたって香辛料が中華風に偏ってる感…
こんなに揃えるのはめんどうだし、という方は、カレー粉とにんにく・生姜チューブ程度でもいいです。
これだけでカレー炒めになるし、コンソメとあわせればスープカレーが作れます(とろみを付けたければじゃがいもを入れるかブールマニエを作り置きしておくといいでしょう)。
- Date:
- この記事を
友だちに教える - LINE
- - HatenaBookmark
- GooglePlus