グラフィックデザイン学科の担当教員の祇園です。
グラフィックデザイン学科は、みなさんが普段目にしているチラシやポスター、パンフレット、パッケージなどの紙(印刷物)のデザインと、スマートフォンやパソコンで見ているWebサイトのデザインなどを勉強する学科です。
単に表面的にカッコイイものを作るだけではなく、お客さんの要望にしっかり答えられる企画などもできるように、日々勉強しています。
なにやら、打ち合わせ?勉強?をしている様子。
実はこの2人、8月7日・8日に沖縄にて開催される、若年者が様々な職種の日本一を競う大会「若年者ものづくり競技大会」へ出場する2人です。
今回は一昨年、本校の学生が、その「若年者ものづくり競技大会」で優勝し、技能五輪国際大会へ出場した様子をご紹介します。
技能五輪にグラフィックデザイン日本代表として出場!
オリンピックが近づき、世間ではブラジルブーム。しかし我がグラフィックデザイン学科では一足早く、昨年ブラジルオリンピックで盛り上がりました!
オリンピックといってもスポーツではなく、技術のオリンピック、技能五輪国際大会に2014年度卒業の稲継真子さんがグラフィックデザインの日本代表として出場しました。
グラフィックデザイン職種としてただ一人の日本代表選手です。
全国大会「若年者ものづくり競技大会」で優勝
冒頭でもご紹介し、今年も挑戦する「若年者ものづくり競技大会」。その2014年の若年者ものづくり競技大会にて優勝し、世界大会への切符を手にしました。(なんと、その大会では2位も神戸電子専門学校生。ワンツーフィニッシュを決めました。)
世界大会への過酷な訓練の日々
しかし、世界大会への切符を手にし、日本代表となったときから過酷な訓練がはじまります・・・。
2015年3月に卒業し4月から兵庫県内の印刷会社に入社、社会人1年目として頑張る中、ほぼ毎週末に大会に向けた訓練を行ないました。卒業生とは思えない頻度で学校にも訪れ、朝から晩までデザイン漬け。
東京では本番さながらに一週間の長期訓練も行ないました。
いざ、ブラジルサンパウロへ!
8月初旬、東宮御所にて表敬訪問も行い、日本選手団がブラジルに向かって出発しました。
ブラジルはちょうど日本の裏側、25時間以上のフライトを経て会場があるサンパウロに到着です。思ったよりも都会なサンパウロです。街中でカメラを構えるのは防犯上たいへん危険な為、ホテルからの撮影です。
開会式はとても盛大に行なわれました。
様々な歌や踊りなど、迫力のある演出でした。
いよいよ競技開始です。とても広大な敷地にいくつもの建物が立てられ、様々な職種の競技が行なわれます。
グラフィックデザインの職種では34カ国の選手が出場しました。
4日間、毎日異なった問題が、その日の朝に出題されます。
- ロゴ
- ポスター
- サイン
- 雑誌
- パンフレット
- パッケージ
など様々なジャンルに挑戦します。
パソコンの中だけではなく、時間内にプレゼンボードやパッケージのサンプルも作成しなければならないので、時間配分も需要です。
4日間の戦いが終わると、各国のコーチや選手同士、皆仲良くなった様子でした。
稲継さんも存分に戦いきり、すっきりとした良い笑顔です。
結果は閉会式で盛大に発表されました。
日本選手も多くの金メダルを獲得!
注目のグラフィックデザイン職種は1位はイタリア、2位はブラジルと台湾でした。
残念ながら稲継さんは26位と成績は振るいませんでしたが、このすばらしい経験を、次の日本代表選手の育成に活かしてもらえるのではないかと思います。
いよいよ!今年も若年者ものづくり競技大会!
若年者が様々な職種の日本一を競う大会「若年者ものづくり競技大会」。今年はグラフィックデザイン職種、兵庫県代表として神戸電子専門学校からは以下の二人が出場します!
- 堂山利奈さん
(写真右 出身校:兵庫県立兵庫工業高等学校デザイン科) - 福田真子さん
(写真左 出身校:兵庫県立姫路工業高等学校 デザイン科)
今年も若年者ものづくり競技大会での優勝を、技能五輪国際大会への出場を目指して、頑張ります!(今年優勝するとアブダビ大会へ出場する事ができます)
本気で日本一を目指します!
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