建築インテリアデザイン学科担当の吉岡です。
建築インテリアデザイン学科では、「建築物=建物の全体」と「インテリア=建物の内部空間」の設計とそのデザイン手法について学び、建築業界において即戦力として活躍できる人材の育成を行っています。
建築インテリアデザイン学科1年は、授業でダンボールの椅子を制作しました。今回はその展開図から出来上がるまでの様子をご紹介したいと思います。
ダンボール椅子制作の際のルール
制作していく上でのルールは
- 子ども用で、かつ背中(背板)のある椅子であること。
- 大きさ900mm×900mm、厚さ3mmのダンボールを1枚を使用して設計すること。
- 実際に使用できる強度があること。
- 「工作」ではなくて「製品」を意識して設計すること。
の4点です。
工夫次第で様々な形の椅子が
座っても壊れないように折り曲げ方、部材の組み合わせ方を検討しつつ、まずは実物の1/3サイズ、1/2サイズの試作品を制作。
寸法を微調整しながら、最終的には実際のサイズで制作しました。
ダンボール椅子の展開図からできあがりまで
下の写真は学科での作品発表会で最優秀作品選ばれた作品を「展開」したものです。
組み立てるとどんなカタチの椅子になるかイメージしてみてください。
組み立ての手順は
「のり」の接着を行わず、折り曲げたり、挟み込んだりして強度を保っています。
すると…
こんな椅子が完成しました!
何度も試作品を作って検討を行いました。
ルールにもある
- 実際に使用できる強度があること。
- 「工作」ではなくて「製品」を意識して設計すること。
は制作の大きなポイントだと思います。
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