こんにちは。日本語学科の北條です。
日本語学科はその名の通り、留学生を受け入れ、日本語の勉強をしている学科です。中国・韓国・台湾・香港・ベトナム・アメリカなど、様々な国からの留学生がいます。
学習発表会
先日、初級クラスの学習発表会が行われました。
彼らは本来昨年の4月、7月、10月に来日するはずでしたが、コロナウィルスの影響で来日できない日々が続き、10月からオンライン授業を受け、入国制限が解除された12月にようやく来日が叶った学生たちです。
オンラインでの2か月間、会いたくても会えなかった画面の向こうのクラスメイトとやっと会えた喜びからか、クラス・国籍・性別に関わらずみんなとても仲がいいんです。
発表会当日、最後の練習
こちらのクラスはみんな集中モード。話しかけにくいくらい真剣です。
何か記号のようなものを書きながらブツブツ…独特な覚え方ですね。
こちらのクラスはペアで仲良く練習。「私の発音どうですか?」「わかりますよ」
いざ、発表会スタート
みんなのドキドキが伝わってきます!
今回のテーマは「会いたい人」です。一枚の写真を見せながら発表します。
1組トップバッターはベトナムのCさん。
家族のためにがんばって働くお母さんへの感謝の言葉を発表してくれました。
一番は緊張するものですが、よく頑張りました。
2組台湾のCさん 優しくて大好きなおばあさんのことを話してくれました。「今は孫の名前がわからなくなってしまいましたが、私はいつも名前を言って、自分のことを紹介します。」「会ったら『ありがとう』と伝えたいです。」優しい孫ですね。
Tさんは自慢のお父さんを紹介してくれました。料理に掃除、ジョギングに仕事、何でもできて、休みの日には家族を遊びに連れていってくれる最高のお父さんです!
Hさんが会いたい人はおばあさん。「人生の大切なことを教えてもらいました。」「嘘をつかない、人のものを盗まない、約束を守る。この言葉を忘れないで、おばあさんが誇りに思うような人になりたい」と発表してくれました。
Bさんは中学時代の恩師からの「人から言われたことをするだけで満足するな。自分の未来を考えて自分で何とかしろ。」という言葉を今も覚えていて、「もしまた先生に会えたら、自信を持ってがんばっていますと言えます」と堂々と発表してくれました。
今回の発表をきっかけに、中学卒業以来、初めて連絡を取ったそうです。先生もうれしかったでしょうね!
Sさんが会いたいのは、忙しい両親の代わりに自分の面倒を見てくれていたおじいさん。60年前にロシアの大学に留学されていた秀才だったそうですが、Sさんとよくピンポンをしたり自転車に乗ったりして遊んでくれたそうです。「亡くなった今も思い出すと楽しくなります。」
私たちの予想以上にみんなしっかりと暗記してきていて、内容も感動的で、全員の発表をご紹介したいくらいみんな良かったです。
授賞式
学生たち自身の投票で優秀者を選びました。
1組の受賞者
Jさん
オンライン授業で出会った日本語の先生を紹介してくれました。日本語がペラペラな先生は彼女にとって憧れの存在だそうです。
Tさんは亡くなったおばあさんへの思いを語りました。
Jさん
今は会えない所にいる親友への思いを語りました。友情っていいな~
2組の受賞者
Yさんは大切な親友への思いを語ってくれました。「10年後も20年後もおばあさんになっても友達でいたいです。」
Wさん
大好きな恋人のことを紹介しました。将来は一緒にアニメを作ることが夢だそうです。
Tさん
大切なおばあさんとの思い出や会いたい思いを語ってくれました。
日本に来て2ヶ月。ホームシックになっている学生、既に留学生活を満喫している学生、いろいろいますが、みんなそれぞれの思いを抱えてがんばっています。
発表会、お疲れさまでした!
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