声優タレント学科の教員をしています、大橋です。
声優タレント学科では、アニメーションの吹替えやナレーションは勿論の事、昨年「紅白」に出場を果たした声優アイドルグループ“ミューズ”に見られる、歌(ヴォーカル)やダンスのトレーニング、さらにはいつでも人気声優としてラジオ番組に出演できるよう「ラジオDJ」の勉強や、いま話題の「2.5次元演劇」にも備え“舞台演技”のレッスン等々、極めてマルチなカリキュラムで様々な可能性を引き出すための授業が日々行われています。
今回は、僕たち声優タレント学科の授業の中でも、チョット身体を張ったカリキュラムにスポットを当ててご紹介しましょう!
声優タレント学科の「演劇実習」
このところ業界を席巻している「2.5次元」カルチャーなどにもみられるように、声優さん自らがアニメで演じてるキャラクターを生身で演じていたり、はたまた2.5次元俳優っていわれる役者さんがアイドル並みの超人気ぶりだったりと…。
全く…昨今の”クールジャパン”は、とっても奥深くて 興味深いのです!
写真は、「演劇実習」っていう授業の中で 「歩いたり止まったりしながら、色んな感情表現を声と身体を使って開放する基礎訓練」を行っている様子です。
「声優」って、声を使った演技が出来ればいいんじゃないの…!?
いやいや、今どきの声優さんは半端ないですよ、やれと言われれば何だってやらなきゃ…って感じです。
身体を使って リアルな感情表現が出来てこそ、マイクの前でも声だけでキャラクターに生命を吹き込むことが出来るんですから…。
実際「声」で全てを表現し切るってのは、並の役者さんより難しくて技術が要るんですよね。
だから、ホントはマイクに立つ前に生身で演じる事に慣れておかなきゃいけません。
写真は、つい最近 学内のスタジオでやった前期‐中間発表の様子。
学生たちは、いくつかのグループに分かれて全く同じ台本と同じ演出プランでライブ上演する…といった内容で、限られたリハーサル期間と向合いながら、自らの限界に挑みました。
実際、「2.5次元ミュージカル」をはじめ 数々の商業演劇に出演する俳優さんたちは、そういった制約の中で日々戦ってるんですから…、専門学校生のうちから 慣れておく方がデビューしてからも断然有利ってことです!
ともあれ、学生たちには 本物のアーティストに成長してもらいたい!
だからこそ、今は好き嫌いを言わずに 色んなものにチャレンジして欲しいって思ってます。
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