みなさん、こんにちは。日本語学科担当の長谷です。
日本語学科はその名の通り、留学生を受け入れ、日本語の勉強をしている学科です。中国・韓国・台湾・ベトナム・ネパールなど、様々な国からの留学生がいます。
初級最後の難関『敬語』
4月に入学した新入生たち、初級の勉強もそろそろ終わりです。そして、初級の最後に待ち構えているのが『敬語』です。敬語は日本人にとっても、難しいもの。
敬語には、大きく分けて尊敬語、謙譲語、丁寧語があります。
まず、始めに習うのが尊敬語。
尊敬語には
「先生は、もう帰られました。」
「先生は、もうお帰りになりました。」
といった言い方や、
「いらっしゃいます」
「召し上がります」
といった特別の形まであって、学生たちは目が点です。
しかし、こんなことで驚いてはいけない。
尊敬語が終わったら、次は謙譲語の勉強。
こちらにも
「ご連絡します」
「お手伝いします」
といった「ご~します」や「お~します」を使う決まった言い方だけでなく、
「まいります」
「うかがいます」
など特別な形があるので覚えなければなりません。
また、「お」や「ご」の使い方も「ご住所」なのに「ご電話」ではなく「お電話」。
あああ、もう心が折れそうです。
いざ、会話練習へ!
今日は敬語を使って会話の練習。4コマのイラストを見ながら、グループで会話を組み立て発表します。もちろん、敬語を使って。
イラストを見て状況がつかめたら、会話を考えていきます。
会話完成!
グループごとに発表
・・・
(学生)
「すみません、息子の熱が下がりません。今日、学校を休んでいただけませんか?」
(先生)
「ちょっと待って!誰が学校を休みたいのですか?ここは『休ませていただけませんか?』ですね。」
・・・
(学生)
「それでは、先生によろしくお伝えください。」
「はい、かしこまりました。」
(先生)
「うーん、ここは学校ですから、『わかりました』でいいですよ。」
ちょっとヘンな日本語もありますが、先生に正しくなおしてもらいながら発表していきます。
それにしても、6か月で上手になりました。次は中級だ~!!
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