いよいよ夏本番!みなさん、いかがお過ごしでしょうか??
どうも!建築インテリアデザイン学科の田村です~!!
建築インテリアデザイン学科は、その名の通り「建築」と「インテリア」に関する設計、デザインを学ぶ学科です。
その中でも特に建築CGに力を入れた指導を常日頃から行っているわけですが、CGをつくる為には図面を描かなくてはいけません。
図面を描くためにはその建築物やインテリア空間をイメージしなくてはいけません。
しかし、設計やデザインという行為は、机に座ってスラスラってエスキースするだけではできないものなのです。
エスキース
建築の世界での、設計行為における下絵やスケッチ、またはその作業の事。)
じゃあ、何が必要なの??って思いますよね。。。
それは…
実際の建物を見て学ぶということ
皆さんはどんなところで毎日生活していますか?
家も学校も…ほら、どれもみんな建物ですよね。
建築やインテリアって、実は日頃の生活の中にたくさん存在している建物やその空間について学んでいるんですよ。言い換えれば、日常生活すべてが勉強なんですよ。
建築設計をする為のアイディアの源って色々ありますが、先生から教えてもらったり建築雑誌を読んだりするだけではなくて、実際に建物を見て、その中で空間体験することがとても大切なんです。
旅行ももちろん貴重な体験ですが、日常生活も貴重な体験の場なんです。「毎日の生活が発見の連続」…なんて人も建築業界では珍しくないんですよ。
私もお店でご飯を食べてたり、自分の部屋でリラックスしている時も「なるほど!」とか「ここはこうなっているのか!」なんてこと、よくあるんです。(笑)
実際に見に行こう!ってなわけで…
里山住宅博 in 神戸 2016へ行ってきました!
「里山住宅博in神戸2016」は、「郊外」を見直す中で見えてきた「里山」に着目し、生活を豊かにするという発想の基につくられた新しい住宅地です。
日本の郊外住宅地の通称となっている「ベットタウン(寝に帰る家)」という考え方や、住宅の住みやすさなど、その物自体の大きさや人と空間との関係から、かけ離れたように大きな都心のタワーマンションでの暮らしなどに対して、真っ向から挑む地域工務店が集結して作られています。
ここでのライフスタイルのことを「里山スタイル」と呼んでいるそうです。
その中には、自然素材を活かした住宅がたくさん建ち並んでいて、よく見るハウスメーカーさんの住宅展示場とはひと味もふた味も違います。
そして、今回は地域工務店さんの住宅だけではなくて、有名建築家の設計した住宅もあり、これらがまたこの住宅地の魅力をさらに高めています。因みに、この住宅地内の住宅はすべて「木の家」だけなんです。
さらに住宅だけをデザインしているわけではなくて、「100年集落」をつくるという発想から、古くからある集落のような環境の中での豊かな生活を実現するために、外構計画(庭や門扉、隣の家との塀など)をはじめ、まちなみや景観についてもしっかりと考えられたルールに則り「緑の町」として全体のデザインが行われています。
いよいよ見学スタート!
人数が人数なので、先生を先頭にチームに分かれての見学となりました。いつもはパソコンの画面をずっと見ている学生たちも今回ばかりは違います。
建築家 堀部 安嗣 氏が設計された住宅です。
建築家 松澤 穣 氏が設計された住宅です。
担当された地域工務店さんから説明をしていただきました。
寝室のから里山を借景…贅沢です!
プロの建築写真家の方が室内の撮影をされていました。
ベランダからの景色は最高!自然がすぐそこにあります。
工事中の現場も見ました!
先生から技術や手法について実際の素材や空間を見ながら教えてもらいました。
見たことのないものばかりで興味津々です。
会場には完成した住宅だけではなく、まだ工事中のものもあったりして、そんな現場の様子を生で見て、そこで働く職人さんの仕事風景を見れるなど本当に貴重な見学ができました。
現場監督さんと職人さんが打合せして描かれた手描きの図面も至る所に貼られています。
これは進行中の現場ならではの光景ですね。
今回、建築インテリアデザイン学科の学生約120名で伺ったのですが、当日は設計事務所や工務店の方もたくさん来られてたので、会場は大盛況でした!
みんなで記念に1枚
最後は全員集合の記念撮影!
みなさん、暑い中でしたが、本当にお疲れ様でした!
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