ゲームソフト分野担当の早原です。
ゲームソフト分野は「ゲーム業界一直線!」を合言葉に、1年生の時からプログラミングに特化したカリキュラムを実践します。
また、1年次から作品制作に力を入れて取り組みゲーム業界への就職を目指すことになります。
分野により受験する資格はさまざまだと思いますが、在校生のみなさんはどんな資格試験を目指していますか?
先生も資格取得に挑戦!
ゲームソフト分野では主にC言語プログラミング能力認定試験、文部科学省後援情報検定(J検)、基本情報技術者試験など情報処理系の資格取得を目指しています。
情報処理系とは無関係ですが、私も先日、第二種電気工事士の資格に挑戦しました。
これは自宅の電気工事をする際に必須の免許で、この資格がないと電気工事をすることができません。
私は「自分でできそうなことはまずやってみる」ことをいつも実践しています。
そこで自宅の電気工事もやってみようと思い、電気工事士の資格を取得したわけです。
ハードウェア系の資格は初めて!
ところが、いざ電気工事士の勉強を始めてみたはいいのですが、今まで主にソフトウェア系の資格ばかり勉強していたのでハードウェア系の資格は勝手がわからないんです!
すでに受験料も支払ってしまっているので最初の段階で諦めるわけにはいきません。
書店に行き、分かりやすそうな参考書を1冊買って、徹底的に勉強しました。
なぜ1冊だけなのかというと、インターネットで調べてみると電気工事士の資格についてかなりたくさんの情報が上がっていたからです。
基礎となる部分を勉強するため手元に本を置いておき、解き方のポイントやコツなどをネットで調べながら勉強をしました。
まずは筆記試験を突破!
私の勉強方法は、まず過去問題を解きながら分からない部分を調べていくという方法です。
ある程度、出題傾向のわかっている試験ですから、独学で短期間に勉強するには一番手っ取り早い方法だと思います。
そうこうしているうちに筆記試験の受験票が届き、徐々にテンションとやる気もアップしてきます!
2ヶ月ほど過去問と向き合いながら勉強した結果、無事、筆記試験に合格することができました。
まだ終わっていない!
実は、電気工事士の試験は筆記試験だけではありません。技能試験と呼ばれる実技試験もあるのです。
電気科などの工業高校や大学で規定を満たせば筆記試験の免除もあるようです。詳しくは電気工事士のホームページを確認してください。
こちらは最初に施工図面と部品を渡され、図面に従って回路を組み立てるというものです。
細かい部分まで採点対象になっており、少しでも間違えると現場で火災や感電などの事故が起こるため、シビアにチェックされます。
誤って結線するとそれだけで一発不合格! 配線の色も規則に従って配線しないと不合格になります!
最初に配布される図面は単線図という図面なので、このままでは回路を組むことができません。
これを元に複線図を書く必要がありますが、慣れれば3分ほどで書けるようになります。
複線図さえ書ければあとは条件に従って回路を組むだけです。
工具も自分で準備する!
技能試験の受験には自前の工具が必要で、なんとこれも事前に購入しておかなければなりません。
左から……
E型リングスリーブ用圧着工具、ウォータポンププライヤ、電工ナイフ、ペンチ、+-ドライバ、ワイヤストリッパ、メジャーです。
時間内に組み上げられるか!?
技能試験の一番の問題は試験時間の短さです。
技能試験の制限時間は40分しかなく、この時間内で複線図書きから工作まで行わないといけません。
配線を一ヶ所でも間違えると修正するための時間がなくなり、完成できずに不合格になる場合がありますので要注意です。
技能試験のポイントはズバリ、練習量です。
何と技能試験は「候補問題」としてあらかじめ出題される問題が13問ほど公開されており、その中から1問が出題されるという方式です。
なのでまずは候補問題を見ながら複線図を書く練習をします。私は5分以内に複線図が書けるようになることを目標にしました。
実際の組み立ては、市販されている「技能試験対策練習キット」など練習用のパーツを購入して何度も練習をしました。
ここでのポイントは毎回必ず時間計測をするということです。最初はタイムオーバーでも構いませんから、正確に組み立てることを目標にしました。
間違いなく組み立てられるようになったら、被覆剥きや輪作りと言った細かい作業のスピードを上げていけばすぐに上達します。
最終的には複線図書きを含め、実際の技能試験において23分という自己ベストを叩き出しました!
結果は……!?
練習の甲斐もあり、技能試験にも合格でき、無事に第二種電気工事士の資格を取得することができました。
この資格のおかげで自宅の電気工事ができるようになり、今まで業者に依頼していたものが全て自分でできるので工事費を浮かすことができました。
何カ所も電気工事をしたのですが、恐らく7~8万円分は工事費を節約できたと思います。
このような資格もあれば非常に便利ですし、就職にも役立てることができます。
特に舞台上のライトや設備を扱うサウンドテクニック学科で必要とされているようです。
何せ資格は取っておいて損はないと思います。
どんな場面でも話のネタにすることができますし、それが縁で仕事の受注があるかも知れません。
学校で取得できる資格だけでなく、独学で取得できるものも目指してはどうでしょうか?
お小遣い稼ぎにもちょうどいいですよ!
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