インダストリアルデザイン学科担当教員の川口です。
新ブログスタートということで学科で学ぶことも交えて、先日開かれた「スペシャルオープンキャンパス」の様子をレポートします。
テーマは「メモスタンド」
インダストリアルデザイン学科では、「3D-CAD」を活用したものづくりを学んでいます。今回の体験授業は、その3D-CADと最近話題の3Dプリンターを使って暮らしに身近な雑貨を自分でつくる「はじめての製品デザイン」でした。
3Dプリンターで暮らしに身近なものづくり
時計や家具などのインテリアプロダクト、ラジコンやプラモデルなどのホビー、家電やデジカメ、クルマ、鉄道、航空機などなど、3D-CADを活かしたいろんなものづくりに携わっていくのが私たちインダストリアルデザイン学科です。
3D-CADはコンピューター上で製品などのデザイン(設計)をすること、3Dプリンターは3D-CADで作ったものを、その名の通り3D(立体)でプリントする機械のこと。暮らしに身近な製品のデザインから自動車の開発など様々なものづくり分野で活用されています。
写真右の箱がその3Dプリンター。パーソナル向けのものが増えてきたこともあり、聞いたことがあるという方が最近増えています。3D-CADを活かしたものづくりはとても身近なものになりつつあります。
初めてでも出来るの?3D-CADって
皆さんそう感じると思います。
3D-CADはデザイン(設計)を効率よくシンプルにすることでそのチカラを発揮します。なのでその基本はいたってシンプル。メモスタンドであれば、写真のように円柱に切り込みを入れるようなかたちにすると、それだけで製品として成り立ちます。
体験授業に参加してくれる方もほとんどが3D-CAD初体験。みなさんも実際にやってみると「なるほどこんな風に使うんだね」とわかってもらえるのではと思います。
では「デザインする」となると、、、
実際に使ってくれる人のことや製品を作る人のことを考える、それが「デザインする」ということになると思います。
今回はスタッフの学生から「女子部カフェのテーブルにメニューなどを立てて置きたい」という声があったので、それにあったかたちを考えてみようということになりました。
使う時のイメージがわかるとアイデアも具体的になってきます。そしてまとまった数を作る時のことを考えて効率よく作れるかたちを考えます。
一緒につくる だからものづくりは面白い
参加してくれた高校生とインダストリアルデザイン学科の在校生と同じテーマで制作をしました。教え合ったり意見を交わしたりみなで一緒に考えて、いい雰囲気で遊んでいました。
インダストリアルデザイン学科では暮らしに身近な雑貨から自動車の開発などなど3D-CADを幅広くものづくりに活かせるようになることを目指して、先生、学生どうし、企業の方々と一緒に学んでいきます。
終盤には卒業生もふらっと遊びに来てくれました。卒業後に3D-CADの技術者として活躍されている先輩の話も聞けて充実したイベントになりました。
今回ご紹介したようにインダストリアルデザイン学科の体験授業では実際に3D-CADや3Dプリンターを使ったものづくりを体験していただけます、3D-CADやものづくりの仕事に興味がある方はぜひ一度遊びに来てみてください。
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