
みなさん、こんにちは。情報ビジネス学科担当教員の前田です。
情報ビジネス学科は2年間で簿記、マネジメント実践、パソコンスキル、プレゼンテーション、ビジネスマナー、コンピュータ会計などを勉強します。事務、販売、営業などさまざまな職種に応用できるビジネススキルを学ぶ事ができます。
今回はシェア&コワーキングオフィスの運営をされている株式会社078の協力をいただき、2月6日(月)にANAクラウンプラザホテルにて開催した、2016年度の情報ビジネス学科の成果発表会の様子をご報告したいと思います。
1年生による課題研究の報告
1年生は代表者2名による課題研究の報告です。
これから社会に出るにあたって新入社員の問題点を指摘し、その改善策を発表していました。
私から見ればプレゼンテーションの授業で1年間学んだ成果を十分に発揮できていましたが、発表した本人たちは終わった後、反省しきりでした。
上手くいかなかったところや悔しい気持ちをバネにして、さらに飛躍して欲しいと思います。
2年生による成果報告
2年生はこれまでの学生生活を振り返った成果報告を行いました。
2年間での各々の成長を振り返り、取得した資格や就職のこと、普段の授業のこと、友達のこと、秋のレクリエーションでバーベキューやテニスをしたことなど、様々な思い出を発表していました。
成功や失敗の体験、様々な葛藤やそれを乗り越えての今の自分など、1年生にとってすごく参考になる内容もたくさんありました。
1年生からは「さすが2年生!」との声が聞かれました。
企業の講師の方からも好評で、私たち教員もホッと一安心しました。
私も拝見していて本当に2年間の成長を実感できました。入学した当初は人前で話すことなど全くできない学生もいましたので、感慨深いものがあります。
先生自身も反省しました
今回の2年生の成果発表は担任の坂本先生が中心となって準備を進められてきましたが、私は彼らのビジネスプレゼンテーションの授業を担当しており、上手なプレゼンをお見せすることができて少し鼻が高かったです。
今となっては笑い話になりますが、以前、プレゼンの授業中に私がダメ出しばかりするので、学生から「もっと良いところも見つけてください!」と逆にお叱りを受けてしまったことがあります。
これは反省しました。その日は眠れなかったですから(笑)。
私自身も日々精進です。真摯に受け止め次に生かすしかありません。
とはいえ、今回の発表後に学生たちから「先生、ありがとうございました」と言われたときには少し泣きそうになるという感動的な場面もありました。
やっぱりなんだかんだ言って先生という仕事は良いものです。
各学年の発表に企業の方がアドバイス!
学生たちの発表後、今回の成果発表会に協力をいただいた企業の方々から講評とアドバイスをいただきました。
社会人になる心構えとしてどれも参考になる意見が多く学生たちは真剣に話を聴いていました。
企業の方々との交流会!
成果発表後には講師の方々と学生たちとの交流会が行われました。軽い食事やお菓子、飲み物を用意していただいており、それらをいただきながら楽しく交流することができました。
社会で活躍されている社会人を前に少し学生たちは緊張している様子でしたが、講師の方々の話が面白く、本当に勉強になる話ばかりだったので最後は学生たちの質問がたくさん出ていました。
ファーストペンギンになりなさい!
交流会の中で講師の方より学生たちに「ファーストペンギン」になりましょうというお話がありました。
みなさんは「ファーストペンギン」をご存知でしょうか?
NHK連続テレビ小説「あさが来た」でも登場し話題になった言葉なので耳にしたことがある人も多いと思います。
ペンギンは群れで行動しますが、その群れの中で魚を獲るために一番最初に海に飛び込める勇気を持ったペンギンのことを指します。
海の中にはトドやオットセイなどのペンギンにとって大敵がいるかもしれません。
しかし、最初に海に飛び込んだペンギンが一番エサにありつけることもまた事実なのです。
このように恐怖や迷いの中で、勇気を持って一番に危険な場所に飛び込んでいけるペンギンを「ファーストペンギン」と呼びます。
この交流会の中で「ファーストペンギンになりなさい!」との激励があり、学生たちの士気も高揚していました。
しかし、学生以上にこの話に食いついたのが私でした(笑)。
実は「ファーストペンギン」は私が職員室の朝礼当番になったときに「朝の一言」として選んだ言葉でもあるのです。思わず共感し、講師の方と盛り上がってしまいました。
不安や恐怖に負けず、社会へ飛び込め!
これから就職活動を控えた1年生には様々な不安や恐怖があると思います。
その不安や恐怖に負けず自信を持って様々な企業に飛び込んでいって欲しいです。
今回の交流会は本当に楽しく勉強になりました。
学生たちにも社会人との交流が楽しいものだと知ってもらい、自分の未来の社会人像として参考にして欲しいと思っています。
2年生はもうすぐ卒業となりますが、1年生はこれからが正念場です。
上級生の背中を見て1年間の差を実感し、今後の成長につなげて欲しいと思います。
来年の成果発表では次の1年生に大きな背中を見せてくれることを期待しています。
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