3DCGアニメーション学科の源田です。
3DCGアニメーション学科では、3DCGソフトMayaを使ってのモデリング技術習得や、動きをつけるモーション練習、AfterEffectによる動画編集の方法などを、就職に向け日々勉強しています。
季節は廻り、桜前線が気になる季節になりました。
調べてみると、神戸の開花予想は4月3日のようです。
桜を眺めていますか?
この写真は、3DCGアニメーション学科の実習室から見た”去年のサクラ”です。
就職用の作品制作に登校していた在校生と毎年楽しむ景色です。
小さな樹ですが、制作の手を休め気持ちを新たにさせてくれます。
神戸電子で桜を楽しむことができる学科は3DCGだけかなと思っています。
神戸の桜の名所は、須磨浦公園、生田川公園、王子動物園の夜桜通り抜けなどが有名です。
いずれも、短い満開を楽しむために、人々が一斉に繰り出し混み合っています。
私はこれらの名所ではなく、近くの公園の桜や、教室から眺めるような人知れない桜が好きですね。
冬の寒さを耐え、春とともに一斉に咲く誇る花だからでしょうか?
花冷えの雨や風に花びらを散らす、その儚さからでしょうか? 桜という花は魅力的です。
作品の題材として登場する桜
桜は多くのクリエイターも作品にしています。
音楽の世界でも咲き競うように沢山のヒット曲が産まれています。
スマホで楽曲を聞きながら桜を見ると、五感で作品世界に浸ることができます。桜を見に行きたくなってきました。
映像の世界でも、桜をモチーフにした作品は沢山あります。
ここでは3DCGに関係するものから2つご紹介しましょう。
ひとつ目は、昨年「君の名は。(2016)」で有名になった新海誠監督の「秒速5センチメートル(2007)」。
題名は「舞い散る桜の花弁」が地面に向かって落ちゆく速度を表しています。
惹かれ合っていた男女の時間と距離による変化を映像世界で表現するとこうなるのですね。そして、サクラの花が作品を印象付けてくれています。
もう1作品は、山村浩二「頭山(2002)」。こちらは全編ネットに上がっています。
落語の枕話が元で、ケチな男がサクランボを種ごと食べてしまったことから、種が男の頭から芽を出して大きな桜の木になる話です。最後はシュールです。
世界的に評価される、この「荒唐無稽」な世界の魅力は何か? 桜を見ながら、考えるのも面白いです。
新入生を対象にした私の授業は4月14日からスタートします。
初回はこの2つの作品を題材に、ワイワイ話してみましょう。
それまでに機会を見つけて、桜の作品世界に迷い混んでみてください。
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