
みなさん、こんにちは。情報ビジネス学科担当教員の前田です。
情報ビジネス学科は2年間で簿記、マネジメント実践、パソコンスキル、プレゼンテーション、ビジネスマナー、コンピュータ会計などを勉強します。事務、販売、営業などさまざまな職種に応用できるビジネススキルを学ぶ事ができます。
情報ビジネス学科の学びとは?
今回は情報ビジネス学科の学びについてご報告したいと思います。情報ビジネス学科の学びの特徴として「理論」と「実践」の2つがあります。「理論」だけでなく、それらで得た知識をいかに「実践」させるかを重要視しています。
「理論」としては様々な資格取得が可能です。以下に情報ビジネス学科で取得可能な資格についてまとめたブログ記事があるのでぜひご覧ください。
https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20220902business/
ただ知識を身に付け資格を取得したとしても、それらの知識を応用することができなければ意味がありません。ですので情報ビジネス学科では知識を活かす「実践」を重視しており、資格だけ取得すれば良いといった学校との差別化を図っています。
例えば、情報ビジネス学科では「理論」として学んだ知識で「ファイナンシャル・プランニング技能検定(国家資格)」の取得が可能です。
しかし、「実践」を重視しているため、外部の実務家の方を講師としてお招きし、学んだ知識が実社会でどのように活かすことができるのかまで踏み込んで学習していきます。
以下に実務家の方による「金融経済教育セミナー」の様子についてまとめたブログ記事があるのでぜひご覧ください。https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20220928business/
このような情報ビジネス学科の取り組みは外部から評価され、全国の専門学校や職業訓練校に配布される広報媒体の取材を受けたこともあります。
提供しているのは体験価値です!
社会が進歩し、現代のようにインターネットが発達した時代においては知識ベースだけで言えば学校に行かなくても手に入るようになっています。
では、「学校に行く意義は何なのか?」と問われることになりますが、情報ビジネス学科ではそこに『体験価値』をセットしています。企業の方からも以下のような熱いメッセージをいただいています。
プレゼンをする時の人前に立つ緊張感、「頭が真っ白になる」という体験は実際に経験してみないと分かりません。こういった「体験価値」を提供できるのが学校に来る価値だと思っています。
学科教本をいくら熟読しても車を運転できないのと同じです。やっぱり実際にハンドルを握るという体験をしてみないと分からないことは山のようにあります。情報ビジネス学科ではこの「ハンドルを握る」という体験価値を提供しています。
情報ビジネス学科の「絶対的体験主義」!
以下に情報ビジネス学科の体験型授業の様子についてまとめたブログ記事があるのでぜひご覧ください。
●産学連携「株式会社ハローズ」菓子商品開発体験
菓子開発体験のインターンシップを通して、商品企画・商品開発について学習。市場調査(マーケティング)や商品開発(試作・検討)を模擬体験することで、学生たちのアイデアや企画力を実践的に伸ばします。https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20221124business/
●産学連携「株式会社ダイネンヒューマンplus」動画編集スキルを学び情報を発信
今や動画編集スキルはWord、Excelを使うのと同レベルで使いこなす必要がある社会人としての必須スキルとなっています。講座ではスマホでショート動画を作成し、広報戦略としての企業PRの手法を学びます。https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20221118business/
●産学連携「キンキテレコム株式会社」営業・販売体験
人と関わる仕事に興味のある学生必見の授業です。ロールプレイング形式で営業・販売を体験し、コミュニケーションのポイントを学習。知らないと後悔するような、意外と知られていない営業・販売の本質に触れることができます。https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20221117business/
●産学連携「就職サイト はりまっち」企業に向けて解決案をプレゼン
はりま地域にある優良企業の課題「採用力強化」企画に、1年生全員で取り組みました。実際の企業説明会に参加して各企業のPRを聞き、グループで議論しながら解決案を作成、学生が数十社の企業に向けて堂々とプレゼンする様子は新聞にも掲載されました。https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/200227_business/
●産学連携「神戸市中央区」街の魅力を「体験レポートにして」発信
学生たちが神戸市中央区全体を使ったイベントに参加し、その中で発見した中央区の魅力を体験レポートとしてまとめます。
学生たちのアイデアがつまった体験レポートは中央区のホームページに掲載され、レポートをご覧になった皆様に、中央区の新たな魅力を再発見してもらい、まちの活性化につなげます。
https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20220924business/
●産学連携「洋服の青山」店舗販売実習
職業実践専門課程における「企業等と連携した実習・演習」でご協力いただいている「洋服の青山」の各店舗にて、販売・営業の実習を行っています。夏休み等の長期休暇を利用した複数日の長期インターンシップ(就業体験)で、実際の店舗運営業務を学ぶことができます。https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20220524business/
●産学連携「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」テーブルマナー講習会
ビジネスマナー実務教育実践の一環として毎年実施しています。ホテルのフランスコース料理を頂きながらナイフやフォーク、ナプキンの使い方や姿勢などについてマナー講師の先生に教えてもらいます。
https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20220526business/
●産学連携「吉本興業株式会社」M-1グランプリ挑戦企画!吉本芸人による漫才授業
情報ビジネス学科にはプレゼンテーションやコミュニケーションといった授業があり、「漫才授業」はその一環として取り組んでいます。コミュニケーション能力はビジネスパーソン必須のスキルとなっており、その向上のために様々な対策授業を行っています。https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20220721business/
●産学連携「株式会社ダイネンヒューマンplus」先輩社員訪問企画
社会人交流の一環として毎年実施しています。就活に対する疑問や不安、悩みに対して社会人として活躍する先輩社員からアドバイスをいただきます。「聞き放題の質問タイム」と称して、毎年学生たちから出るたくさんの質問に先輩社員が答えてくれます。https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20221119business/
●産学連携「合同企業説明会」インターンシップ合説に参加
フィールドワーク活動として、外部の合同企業説明会に参加します。1年生の段階から外部の企業や学生たちと触れ合うことで就職意識を高め、早期の就職活動対策として取り組んでいます。
https://blog.kobedenshi.ac.jp/job-hunting/20220729business/
●産学連携「株式会社トヨタレンタリース神戸」就業体験
1dayインターンシップとして実施。実際に企業を訪問することで、事業内容・仕事内容・社内行事など会社概要について深く知ることができます。様々なご縁があり、これらの活動が実際に学生たちの就職につながることもあります。https://blog.kobedenshi.ac.jp/job-hunting/20191121_business/
様々な企業セミナーを開催!
情報ビジネス学科では様々な企業の方をお招きして、学生向けセミナーを実施しています。実際に現場でビジネスに携われている方からのお話は臨場感があり、ホットな情報を学生たちに提供することができます。
以下に情報ビジネス学科の企業セミナーの様子についてまとめたブログ記事があるのでぜひご覧ください。
●「リコージャパン株式会社」SDGsセミナーhttps://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20220722business/
●「弁護士」による労働問題・労働条件に関する啓発授業https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20220923business/
●就職情報サイト「マイナビ」就活スタートアップ講座https://blog.kobedenshi.ac.jp/job-hunting/20220922business/
●就職情報サイト「はりまっち」ブラック企業の見抜き方セミナーhttps://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20220910business/
●「地域再生研究所」アントレプレナー(起業家)セミナーhttps://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20201002_business/
●就職情報サイト「はりまっち」オンライン就活マナーセミナーhttps://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20200624_business/
●「SMBCコンシューマーファイナンス株式会社」金融経済教育セミナーhttps://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20220528business/
課外活動も実施!
●ビジネスプランコンテストに出場!
「SDGsセミナー」での学びを元にグループワークに取り組み、知識と自己の発想を結びつけたビジネスプランを作成し、コンテストに出場します。
複数人でテーマを決め、「誰に・何を・どのように提供するのか」といった全体像、商品の特徴、将来の計画・展望など深いところまで考えることで、企画力が身につきます。中間段階で企業の経営者の方に向けてビジネスプランをプレゼンし、内容をブラッシュアップしていきます。https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20221011business/
●全国簿記電卓競技大会!全国大会に出場したことも!!
全国経理教育協会主催の簿記電卓競技大会に経理実務教育の一環として出場。全国大会に出場したこともあります。神戸電子は全国経理教育協会の会員校なので、全経簿記検定などの各種検定を本校で受験することができます。
https://blog.kobedenshi.ac.jp/creative/20161003_business/
https://blog.kobedenshi.ac.jp/creative/20190716_business/
●学生企画のレクリエーション!
情報ビジネス学科のレクリエーションは学生企画です。学生たちがアイデアを出して、学校生活を楽しむためにクラス全体で何をするのか企画していきます。
もちろんクラス内で様々な意見が出て、全体の意見をまとめるのは大変ですが、それも含めて勉強だと思っています。
https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20170723_business/
https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20221121business/
https://blog.kobedenshi.ac.jp/campus-life/20190702_business/
「なんばグランド花月」へは引率教員として私が同行しましたが、このイベントはチケットの予約から弁当の手配まですべて学生が行っています。ですので、いろいろなトラブルが発生します。
当日は漫才や新喜劇をお好み焼きやたこ焼きなど炭水化物がコテコテの寄席(よせ)弁当を食べながら観劇したのですが、予約段階では学生たちは自分たちクラスメイトの分だけお弁当を注文し、引率教員である私の分を注文するのを忘れていました。
「なんで僕だけ手持ち弁当で行かなあかんの?」という話になって、結局予約のやり直しです(笑)
このように色々なトラブルがあり、またそれらを乗り越えることで人は学び、成長していきます。
最後に!
「体験価値」は学校のような人が集まる場所があってこそ提供できる価値です。
パソコンの画面を通して得られる学びも効率的で、それ自体は否定されるものではありませんが、学校だからこそできる学びというものを提供していかなくてはいけないと考えています。情報ビジネス学科は今後も様々な「体験価値」を提供していきます。
今回は最後に、進路を検討しているみなさんに問うてみたい質問が1つあります。
「こんな風に学んでみたくはないですか?」
では、また。
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