
みなさん、こんにちは。
情報ビジネス学科担当教員の前田です。
情報ビジネス学科は2年間で簿記、マネジメント実践、パソコンスキル、プレゼンテーション、ビジネスマナー、コンピュータ会計などを勉強します。事務、販売、営業などさまざまな職種に応用できるビジネススキルを学ぶ事ができます。
営業・販売体験型インターンシップ!
今回は通信会社のキンキテレコム株式会社様による営業・販売の体験型インターンシップの様子をご報告したいと思います。午前中は営業職・販売職の仕事内容に関するセミナーを受講し、午後からはロールプレイング形式で営業職・販売職を模擬体験しました。
営業職と販売職との違いや、時代の変化に合わせて仕事内容も変化してきているというお話があり大変勉強になりました。
魅力一杯の営業職・販売職!
みなさんは営業職・販売職にはどのようなイメージを持たれるでしょうか?「ノルマが厳しい!」「残業が多い!」といったイメージが強いかもしれませんが、決してそればかりではありません。
ノルマにしても、個人だけに押し付けるのではなくグループ単位で管理するなど各社工夫を凝らした取り組みをされていますし、今はただ単にモノを販売するというよりは、仕事内容が「提案型」に移ってきているとのお話がありました。
お客様からの様々なご意見、ご要望に対して丁寧に対応するホテル業界のコンシェルジュ(総合世話係)のようなとてもやりがいのある仕事です。イメージだけで仕事選びをすると危険だというとても大切なことを学ぶことができました。
相手を知る質問トレーニング!
拡大質問(オープンクエスチョン)と限定質問(クローズドクエスチョン)について教えていただきました。営業職、販売職にとって必須のテクニックです。話す割合は「自分:相手」=「3:7」が望ましいそうです。
営業や販売にはセールストークをガンガンにしないといけないというイメージがありましたが、そうではありません。「聴く力」が大切とのことに、営業職・販売職の奥深さを感じました。
対人力爆上げロールプレイング~営業・販売体験ロールプレイング~
午後からは、午前中に学んだことを活かして実践形式で取り組みました。学生たちは自分で持ってきたお気に入りの商品を売るというロールプレイング形式での営業・販売体験をしました。
やはり営業・販売が初体験の学生たちにとっては難しかったようです。商品の良さを伝えようと一方的に話してしまう場面が数多く見られました。これも経験です。
一流のコンシェルジュのように「聴く」ということがいかに難しいかが良く理解できました。やっぱりプロはすごいです。
提案型販売とは?
今回、ただ単にモノを売るだけの仕事は今後無くなっていくという厳しいお話がありました。指数関数的な社会変化の中で、AIや機械に置き換わっていくということです。
「ドリルを売るには穴を売れ(青春出版社)」という有名な本がありますが、『ドリルを下さい』と言われて、ドリルを売るだけの人は今後淘汰されていく可能性が高いです。
ドリルを購入するお客様の本質は、『穴を開けたい』という目的であって、そのためにはもっと別の道具を提案した方がいいのかも知れないし、『穴を開ける』というサービスそのものを提供した方がいいのかも知れません。
そういったことを、お客様の話を伺いながら、最適解を提案できる人が今後求められる人材になると思います。
MVP of 神戸電子!
今回グループワークを通して、営業職・販売職について理解を深めることができました。
営業・販売のロールプレイングで良くできていたと思うグループに投票し、「MVP of 神戸電子」となったグループにはキンキテレコム株式会社様より豪華賞品が贈られました。やっぱり、お客様の話を一番聴けていたグループに票が入っていたと思います。
最後に!
情報ビジネス学科の学生の就職先は幅広いです。営業、販売、事務など多岐に渡ります。今回の体験型インターンシップを通して、営業職と販売職に関して深く学ぶことができました。これから就活が本格化してくる学生たちにとって参考になれば嬉しいです。
また、キンキテレコム株式会社様には1日がかりでインターンシップを実施していただき感謝しかありません。そして、今後に関しましても様々なご提案をいただきました。これらのご縁はとても大切にしたいと思っています。
キンキテレコム株式会社様に就職した情報ビジネス学科の卒業生が活躍しているというお話も伺うことができました。在校生にとってとても励みになりますし、これから営業・販売の道に進む学生たちにとって道しるべになって欲しいと思います。では、また。
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