こんにちは。日本語学科の北條です。
日本語学科はその名の通り、留学生を受け入れ、日本語の勉強をしている学科です。中国・韓国・台湾・香港・ベトナム・アメリカなど、様々な国からの留学生がいます。
前期の締めくくりに、恒例の学習発表会が行われました。
初級、中級それぞれのテーマでクラスごとに発表しました。
初級クラス
今回の発表テーマは「会いたい人」です。一枚の写真を見せながら発表します。
3組トップバッターはネパールのAさん。写真は大好きな妹さん。写真は入学式での一枚。民族衣装がとてもすてきですね。妹さんも日本が好きで留学を希望しているそうです。いつか日本で会いましょう!
続いて台湾のJさん。会いたいのは過去の自分と未来の自分。20歳のころの自分にその後の自分の人生について話してあげたい、辛くて悩んでいた自分を抱きしめてあげたいという感動の内容で、思わず目がウルウルしてしまいました。
それはそうと、写真の右のおじさんは誰ですか?自分の写真をアプリで加齢加工したそうです!そんなおもしろいアプリがあるんですね!
こちらはネパールのSさん。年の離れたかわいい従兄弟への思いを語ってくれました。「国へ戻ったら日本語を教えたい、お土産をあげたい、そしてその感想を聞きたい。」
2組の台湾出身Kさんは料理上手なお父さんのことを発表してくれました。緊張で目線が机の隅に固定されていましたが(笑)、お父さんの作ってくれたおいしそうな料理の説明が上手で、聞きながらお腹がすいてきました!
1組のネパール出身Mさん。大切な友達との思い出と、彼女の誕生日を祝ってあげたいという気持ちが伝わる優しいスピーチでした。
続いてバングラディシュ出身Jさん。子どもの時から知っているけれどまだ会ったことがなく、インターネットだけで交流があるという女性への淡い恋心を発表してくれました。
みんな興味津々で質疑応答タイムには質問が止まらず…。「どこで知り合いましたか?」「告白したことがありますか?」「彼女と結婚したいですか?」。そんな質問の数々に彼の答えは「彼女はもう結婚しています」…「えぇー!」
練習のときは暗記するのに苦戦していた学生たちが、本番に間に合わせてちゃんと仕上げてきていて、内容も感動的で良かったです。
授賞式
学生たち自身で良かった人を選びました。
1組の受賞者
2組の受賞者
ベラルーシのDさん
香港のFさん
3組の受賞者
中国のCさん。格闘家で強くて厳しくて「嫌い」なお父さん、でも「一番会いたい」お父さんへの思いを語ってくれました。その複雑な気持ちをよく表現できていました。
中国のKさん。大好きなおじいさんとの思い出を発表しました。なかなか会えないけど、いつも応援してくれている大切な家族です。
4組の受賞者
中国のSさんは、幼いときの記憶の中にいる大好きなおじいさんを紹介しました。きっと今日のがんばりも天国から見守ってくれていたでしょうね。
それぞれが大切な人を国に残し、会いたくてもすぐには会えない寂しさを抱えながら頑張っているんだなぁと改めて感じました。
中級クラス
発表テーマは「好きな歌」でした。一番好きな歌のメロディーに乗せて、その歌の思い出や、歌詞の好きな部分を紹介しました。
ベトナムのDさん
「家族と人生を愛するだけで頑張る意味がある」という言葉に感動しました。
香港のTさん
亡くなった友達への伝えられなかった思いを発表しました。
ベトナムのTさん
強い女性になりたい、という気持ちを後押ししてくれる歌だそうです。歌詞を見ると曲をきいてみたくなります。
授賞式
発表会、みんなよくがんばりました。
お疲れさまでした!
- Date:
- この記事を
友だちに教える - LINE
- - HatenaBookmark
- GooglePlus