
みなさん、こんにちは。
情報ビジネス学科担当教員の前田です。
情報ビジネス学科は2年間で簿記、マネジメント実践、パソコンスキル、プレゼンテーション、ビジネスマナー、コンピュータ会計などを勉強します。事務、販売、営業などさまざまな職種に応用できるビジネススキルを学ぶ事ができます。
「労働問題・労働条件に関する啓発授業」実施!
今回は、弁護士(双花法律事務所)の今西雄介先生にご来校いただき、情報ビジネス学科で実施した「労働問題・労働条件に関する啓発授業」についてご報告したいと思います。
今回の啓発授業を実施していただいた今西先生は弁護士として10年以上のキャリアをお持ちで、過労死のない社会を目指して活動されています。
現在、パワハラやセクハラといった様々なハラスメントやブラック企業やブラックバイトによる過労死が社会問題化しています。学生たちも卒業後は企業に就職していきます。今回の啓発授業を通して学んだことを活かして、学生たちには充実した社会人生活を送ってほしいと思っています。
今回の啓発授業では、過労死やブラック企業・ブラックバイトの現状について、今西先生が実際に携わられた事例をもとに分かりやすく説明していただきました。また、それらを防ぐ手立てや労働基準法などのセーフティーネットに関しても教えていただきました。
労働基準法は大切!
労働基準法には労働者の権利(労働時間、給料、退職、簡単に解雇されないこと、時間外手当等)のことが記されており、そういったことを知ることの重要性やブラック企業・ブラックバイトを見極める指標についても知ることができました。ちなみに契約書をきちんと作る会社かどうかは見極める大きな指標の一つとのことでした。
労働基準法では1日8時間労働、1週間40時間労働が労働時間のルールとして定められています。これらを超えると時間外労働となります。このような働き方をすれば、いつ過労死してもおかしくない「過労死ライン」というものがあって、1か月の時間外労働が80時間を超えた場合がそれに当たるとのことでした。1か月の時間外労働が45時間を超えると健康に影響がでるそうです。ぜひ学生たちにも覚えておいてほしい数字と思います。
今回の啓発授業はこれから社会に出る学生たちにとって有意義な時間になったと感じます。情報ビジネス学科では今後もこのような啓発授業を継続して実施していきたいと思います。では、また。
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