
IT分野3年生担当教員の三輪です。
IT分野では、私たちの生活の身近なところで日々使われているコンピュータシステムやWebアプリケーションを設計し、開発する勉強を日々行っています。
卒業生はシステムエンジニアやWebエンジニアなどとして就職をしています。もちろん国家資格の取得にも力を入れているので、資格を取りたい人には最適な分野です。
今回は、IT分野3年生の「システム設計」の授業を紹介します。
アジャイル開発とは?
後期授業では開発手法の1つである「アジャイル開発」を学び、その中でグループワークショップを実施しました。
アジャイルとは「すばやい」「俊敏な」という意味で、短い開発期間単位の反復を採用し、リスクを最小化しようとする開発手法のひとつです。
今回紹介する見積もり方法はアジャイルの特徴を含んでいますので、その特徴の一部を紹介したいと思います。
グループワークをやってみた!
アジャイル開発では、作業工数の見積もりをする場合に「プランニングポーカー」などの方法で見積もります。
名前にあるようにトランプゲームのような感覚で実施します。
本来であればシステム開発の内容に対して見積もりをしますが、今回は分かりやすさを優先して「本箱の作成」を見積もりの対象としました。
そして、本箱作成の作業工程を10個に分割し、それぞれの工程についてアジャイル開発の「プランニングポーカー」の方法で見積もることにしました。
1.事前に見積もり値を書いたカードのセットを全メンバーが持ちます。
2.各メンバーが、見積もり数が書かれたカードを持ち、1作業ごとに各自が想定する見積もり数のカードを決めます。
3.全員が見積値を決定したら、一斉に決定したカードを出します。
一斉に出したカードは一致することもあれば、バラバラのこともあります。
4.見積もり確定
ここで話し合いを通して、チームとしての見積もり値を確定させます。
5.全作業を繰り返し
以上の手順を、すべての作業について繰り返し実施します。そして最後に、全工程の見積もり数を求めます。
どうですか?まるでトランプゲームをやっているようですね!楽しそうですね!
このように、アジャイル開発にはゲーム的な要素を取り入れていることもひとつの特徴となっています。
なお、ワークショップの成果をさらに有意義にするために、最後に各チーム内でこの演習を通して学んだことや気付いたことなど話し合いました。
以上、IT分野3年生のシステム設計の後期授業(一部)の紹介でした。
IT分野に関心が湧いた方は、ぜひ体験入学等へのご参加をお待ちしています!
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