サウンドテクニック学科教員の吉原です。
サウンドテクニック学科では、イベントなどでの音響(PA)・照明・舞台(大道具/小道具)・制作進行やレコーディングエンジニア・MA(Multi Audio)/映像編集・放送関連などのプロになるための授業を行っています。
表舞台の職業を支えるプロの職人を目指しています。
音を届ける技術を学ぶためには、さまざまな楽器、たくさんの音楽を知ることが大変重要です。
そこでサウンド分野では、実際に楽器に触れ、生の演奏を体験できる特別授業を行っています。
アフリカ音楽に生で触れる機会!
ゲストアーティストの、アフリカ・ギニア出身のエピゾ・バングーラさんです。
エピゾさんは、現地では「グリオ」という家系に生まれ、職業音楽家として生活されています。
グリオは別名「吟遊詩人」。
先祖代々伝わったリズムやメロディで、様々なことを表現します。
つまり楽器の演奏で、様々なメッセージを伝えているということです。
ギニアで音楽は生活と一部ということで、子供が産まれたときや結婚したとき、お葬式の時など、必ずグリオが呼ばれます。
楽器で意思を伝える文化
グリオたちは楽器同士で会話ができると言います。
グリオが使う伝統楽器「ジャンベ」。
エピゾさんは「私たちにとってこの楽器は、みなさんが持っているiPhoneと同じです」と話します。
もともとジャンベは通信をするために使われた楽器だとか。
3km先まで音を届けることができるそうです。凄いですね。
初めて見る楽器の数々
ジャンベの他に、現代のドラムセットの祖先、ドゥンドゥン、サンバン、ケンケニ。
(演奏サポートしていただいたメットリーのトニさん、タズコさんありがとうございました!)
ハープの様な弦楽器のコラ。
木琴、マリンバの様な打楽器のバラフォン。
それぞれ独特の美しい音色に学生達はびっくりしていたようです。
エピゾさんの圧倒的なエネルギーとパワーもあったことでしょう。
アフリカの楽器に触れること、また生演奏を聞く機会が少ない学生たちにとって大変貴重な時間になったと思います。
ぜひ、この体験を自分の技術の発展に活かしてほしいと思います。
ではまた!
- Date:
- この記事を
友だちに教える - LINE
- - HatenaBookmark
- GooglePlus