ゲームソフト分野3年生担当の早原です。
今日は私が副顧問をしている護身拳法部の紹介をします。
高校生にとって部活動は馴染の深い学校生活の一部ではないでしょうか?
実は部活動は神戸電子専門学校にもあり、学校公認のもと日々活動を行っています。文科系では「ゲーム開発部」や「囲碁部」など、運動系では「サッカー部」や「テニス部」などがあります。
護身拳法部とは?
護身拳法部は2015年10月に創部された新しい部で、男女合わせて10人が在籍しています。指導して下さる先生は、何と神戸電子専門学校第一期卒業生の大先輩、同窓会副会長の吉永 順八先生です。
最近ニュースなどで物騒な事件を見聞きすることが多いと感じます。
そんな中、吉永先生が「在校生のために何か一つでもできることはないか?」と考えて作られたのが護身拳法部です。
海外拳士との交流も
私たち護身拳法部は「一般社団法人日本護身拳法連盟」に所属しているので、卒業しても各地にある支部で護身拳法を習うことができます。
また、IKA(International Kempo Association=国際拳法協会)にも加盟していますから、例え海外に赴任したとしても同じ技を習うことができます。
先日はイギリスにあるチェジック支部支部長の先生にお越し頂き、海外の拳士にご指導頂くという機会もありました。ただ単に護身拳法の練習をするだけでなく、世界各地の拳士たちと護身拳法の練習を通して交流することで、部員の国際意識向上にも役立っています。
6月には国際指導員の資格も持たれている吉永先生がチェコ共和国カルロヴィ・ヴァリへ護身拳法の指導をしに行かれました。
このように海外拳士との交流も活発に行っていますので、本校在籍中の留学生にもぜひ入部して欲しいと思っています。
護身拳法部ってどんな事してるの?
護身拳法部の練習は、危険を遠ざけ、危機的状況から逃れ、自身の身を守ることができるようにするための技を磨いています。もちろん力の弱い人や女性でも習得可能な技なので、性別や年齢問わず習得してもらえます。
今は毎週2回、月曜日と金曜日に練習をしています。練習場所は声優学科の方々にご協力頂き、北野館地下2階にあるパフォーマンススタジオⅠという部屋で練習をしています。
この部屋は前面の壁が鏡になっており、自分の姿を見ながら練習をすることができるので構えの姿勢や突き、蹴りの動作確認に非常に役立っています。
護身の術を学ぶ上で突きや蹴りは不要ではないかと考える人もいるでしょうが、我々は「相手の攻撃方法を知らないとそれに対する防御もできない」という考えから、手や足を使った物理的な攻撃手段も練習しています。
最初のうちはおっかなびっくりで、目の前に立った相手を突いたり蹴ったり、逆に突かれたり蹴られたりするのが非常に怖かったです。こんな練習も慣れてくれば相手の動きを冷静に見ることができるようになるのでしっかりと突き、蹴りを出したりかわしたりする余裕が出てきます。
いざという時に平常心を失い、何もできなくなることが一番危険なので、どんなときでも冷静に対処できるよう日々の練習を重ねています。
蹴りや突きだけではない!
これら剛系の技(剛法)だけではなく、相手の体勢を崩したり、転がしたり、関節を極めて制圧する柔系の技(柔法)もあります。柔法は一筋縄では習得できず、日々の練習を繰り返しながら覚えるしかなさそうです。
体格の大小、力の強弱や向き、手足の長さ、踏み込みの深さなど人それぞれなので一概に「こうすればできる」というものではありません。
だからこそきれいに技ができたときには嬉しさもひとしおですね!
投げたり倒したりする技の練習ですが、練習場所の床面は声優学科がダンスレッスンなどするときのショックをやわらげる素材が使われています。さらに護身拳法の練習時には格闘技マットを敷きますので投げられても青あざができるようなことはありません。
しかし、技の習得と言っても習ってすぐにできるようになるわけではありません……。当然、一生懸命練習をしないといけませんが、習得すれば体重85kg、ベンチプレス約130kgを上げる私を女性が簡単に転がすこともできます!
私は練習中に投げ技の練習台になることが多く、毎回転がされるので受け身が上手になりました。どうやら関節が固く、力でどうにかしようとする私を転がすのは非常に簡単なようです。
昇級・昇段試験
これらの技を習得し、先生に認めてもらえれば昇級・昇段試験を受けることができます。部員一同、習い始めてまだ1年に満たない者ばかりですが、少なくとも全員3級に合格することができていますし、上達具合によっては2級取得者もいます。
これからはさらに鍛錬を重ねて1級やその先にある段位を取得し、黒帯を巻くことができるよう頑張りたいと思います。
入部するのは?
入部に関して経験の有無など制限は一切ありません。
習いたいと思うその心だけでOKです!
また、希望者には空手など格闘技トーナメントにも出場できるチャンスがありますので実戦を経験してみたいという猛者がいればぜひ申し出て下さい!
あまり体を動かす機会がないと思われるコンピュータ系の学校ですが、そんな中でも一番活発に活動をしている我々護身拳法部をよろしくお願いします。
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