ゲームソフト分野で2年生を担当している生島です。
ゲームソフト分野は「ゲーム業界一直線!」を合言葉に、1年生の時からプログラミングに特化したカリキュラムを実践します。
また、1年次から作品制作に力を入れて取り組みゲーム業界への就職を目指すことになります。
さて、ゲームソフト分野の教室で、アレがここ数年、増え続けています…。
アレです、アレ…
ある卒業生の行動からすべてが始まった…
ありがたいことに、ゲームソフト分野にはいろんな卒業生が立ち寄ってくれます。
就職してからも挨拶に来てくれるのはすごく嬉しいですし、そんな彼らと名刺交換をする瞬間が一番好きです。
そんなある日、大阪のゲーム会社に勤める卒業生が来てお土産を手渡してきました。
それがコレ…
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黒板消し???
…
手土産といったら普通は食べ物でしょう。
無難な選択ならクッキー。オシャレにいくならマカロン。
あえて饅頭を選ぶのも大人びた印象を与えますね。
黒板消し??? しかも長いタイプ。
「え……ああ、ありがとう……」
私もどんな顔していいかわからず、戸惑いながら受け取ってしまいました。
家に持ち帰っても仕方がないので、とりあえず自分の教室に置くことにします。
これがまた、死ぬほど便利
次の授業で使ってみると、これが鬼のように便利。
普通の黒板消しよりただ長いだけなんですが、3Dプログラムの授業は書く量が多いだけに今までの倍以上の早さで消えていくのは最強です。
布地の部分が高品質なのか、
黒板に吸い付くような滑らかな感触。
いつまでも消していたい。
そう思わせてくれる消し心地です。
ただ、この気持ちよさは自分の教室でしか味わえません。
私はいろんなクラスで授業をしているのです。
「もっと欲しい」
そう思うのは当然のことでした。
そして波が来た
毎年秋に開催されている神戸電子専門学校の学園祭。
土日の開催ということもあって、たくさんの卒業生が訪れてくれます。
代わる代わるいろんな世代の卒業生と接する中、チラホラと手土産を持ってくるではありませんか。
めっちゃ集まった。
最初にもらった黒板消しのことをFacebookに書いたら、それを読んで自分も買ってきたとのこと。
ああ、愛されてる!我が分野は愛されてるぞ!!
「サインを! ぜひサインを!!」
せっかくですから、プロとして働く彼らにサインをしてもらうことにしました。
自分の上の世代が社会でがんばっていることを後輩たちが意識しながら授業を受ける。
最高じゃないですか。
ちょうど欲しいときに次が来る
それから1年が経ち、学生たちは進級しました。
私は新しいクラスを受け持ち、また次の学園祭が開催されます。
ああ、わかってる!
卒業生は私の欲しい物を知っている!
毎日の授業で酷使され、そろそろ交換の時期だと感じていた頃に新たな黒板消しを手土産に持ってくる卒業生。
在学時の恩がこうして形になって返ってくる感激。
「サインを! ぜひサインを!!」
またプロのサイン入り黒板消しが教室に並びます。
伝統になりつつある
新たな卒業生が来るたびに増える黒板消し。
もはやゲームソフト分野の伝統と言えるのではないでしょうか。
私は毎日、黒板消しを握りしめ、卒業生の存在を意識しています。
ついに黒板消しは2年生の教室を超え、他学年の教室まで提供されることになりました。
ゲームソフト分野の教室でオレンジの長い黒板消しを見つけたら、それはプロになった卒業生から贈り物だと思ってください。
もちろん黒板消しを持たない卒業生の訪問も歓迎です。
神戸に来る機会があれば遠慮なく立ち寄ってください。
ちなみに黒板消しは東急ハンズに売っているそうです。
わかりましたか。東急ハンズですよ。
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