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平成26年度 秋 基本情報技術者試験 【問4】

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ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。

基本情報処理試験合格発表まで1週間、今日は平成26年度秋期基本情報技術者試験午後問4の解説です。

問4はデータベースに関する問題です。

設問1
従来の書籍表には、その時点での貸出状況(貸出日、返却予定日、(貸出中の)社員番号)は記録されていますが、過去の情報は記録されていません。従って、過去の履歴が必要となる情報は検索できません。

  • ア)貸出中でない書籍は、貸出日(返却予定日、社員番号)がnullです。「WHERE 貸出日 IS NULL」で検索できます。
  • イ)貸出中の書籍は、貸出日(返却予定日、社員番号)がnull以外です。「WHERE 貸出日 IS NOT NULL」で検索できます。
  • ウ)貸出中の利用者は、社員表と結合し、イの条件で抽出できます。
  • エ)累積貸出回数は、過去の貸出状況のカウントで求めるので、過去の情報が必要となります。
  • オ)返却予定日が過ぎている書籍は、返却予定日が日付が以前です。「WHERE 返却予定日 < CURRENT_DATE」で検索できます。
  • カ)貸出履歴には過去の情報が必要となります。

エとカが正解です。

設問2
延滞したことのある利用者は、

  • 貸出中(返却日がnull)で、すでに返却予定日を過ぎている(返却予定日よりCURRENT_DATEが大きい)
  • 返却済みだが、返却が予定日を過ぎていた(返却日が返却予定日より大きい)

のいずれかです。この条件はアです。

設問3
回数なので、COUNTを用います。アが正解です。

設問4
書籍名を入力して貸出中であるかどうかを表示する処理で、貸出中を抽出する検索条件は

  • WHERE 書籍表.書籍番号=貸出表.書籍番号 AND 書籍表.書籍名=:入力書籍名 AND 貸出表.返却日 IS NOT NULL

です。

主キー(書籍表.書籍番号)には、索引が設定されているので、明示的に設定する必要はありません。NULL値との比較には索引を用いないので、返却日に索引を設定しても効果はありません。貸出表.書籍番号か書籍表.書籍名のいずれかですが、件数の多い表の方が効果があります。問題より、書籍表が865件、貸出表が10382件なので、貸出表.書籍番号に設定した方が効果があります。イが正解です。

 

2014年(平成26年度)秋期の解説

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