スゴ技

平成23年度 秋 基本情報技術者試験 【問3】(その2)

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こんにちわ、ブログのおとーと、佐藤です。

水曜日の午後問題問3解説はいかがでしたか? 基本的なことを組み合わせれば、だいたい解けてしまうような状況だったわけですが、ここで少しだけ補足(もしかするとツッコみ)をさせていただきたいと思います。

設問1において、DHCPサーバをどこに配置するかという問がありました(空欄c)。必要とするネットワークと同一の場所に配置するのがDHCPサーバの基本ですね。

しかし、そういうことをやっていると、サブネット毎にDHCPサーバを配置しないといけないという事態を招くことになります。最近は無線LANアダプタやブロードバンドルータにNAT機能+DHCPサーバ機能という構成が一般的となっていますが、企業でそこら中に勝手DHCPサーバをたてられると管理上よくありません。そこで、DHCPリレー(relay:中継)エージェントが使われることがあります。ノートに手書きでさっと図を書いてみました。画像はクリックすれば拡大画像が出ます。

写真 11-10-18 13 10 32 (HDR)

各ネットワークにおいて、ルータが持つDHCPサーバ機能が応答している(赤線1と4の間のやりとり)ように見えますが、実際には裏側で存在する中央サーバにリクエストを転送しています(赤線2と3の間のやりとり)。こうすることで、各ネットワークに敷設したDHCPサーバ(のように見えるけど実はリレーエージェント)を中央サーバにて集中管理できるようになります。企業向けの機器ではこのような連携機構がサポートされていることが多いです。メーカによってはDHCPヘルパーという表現もあるみたいです。

図中ではルータにDHCP機能を入れてしまっています(実際多くのレイヤ3スイッチはこの機能を備えてます)が、もちろん独立したエージェントホストをたてても問題ありません。

設問2ですが…キャッシュヒット率75%というのはすごいヒット率を求めているものだと感じたのは私だけでしょうか?ファイアウォールの部分などにアクセス管理ツールでも入れた状態になっており、指定されたものしか通過できない(ホワイトリスト方式)ということから、アクセスするサイトがかなり限定されているという状態でないと難しいような気がします。

以上、解きながら感じたお話でした。それでは今日は日曜日。少しペンを置いて、外に出て一息つきましょう。いいお休みを…

2011年(平成23年度)秋期の解説

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