スゴ技

平成23年度 秋 基本情報技術者試験 【問1】

Blog:IT・情報処理BLOG |

ブログのおねーさまこと山口あかねです。

本日は基本情報の午後問題解説シリーズです。ハードウェアの問題、問1です。

この問題のすべてのカギは図2(量子化の例)です。

設問1は、この図からt6とt10の値を読み取るだけでOKです。サービス問題ですね。

a:t6の値は6Vなので3ビットの2進数表記にすると110でです。

b:t10の値は5Vなので3ビットの2進数表記にすると101でです。

設問2は式に代入したりして簡単な計算をするだけで求まります。

c:qはFSR(測定する電圧の最大幅)/(2のn乗-1)という式が与えられていますからこれに代入するだけです。9/(2の4乗-1)、つまり9÷15=0.6 答えはです。

d:cの結果から、量子化は測定した値を0から0.6刻みにした、0、0.6、1.2、1.8・・・・9という値の最も近い値にしていくことがわかります。ですので、測定値7.49に近い値は7.2か7.8なので、どちらが最も近いか考えると、7.2は差0.29、7.8は差0.31なので近いものは7.2で、答えはとなります。

e:刻み値は0.6×0、0.6×1・・・・で求められています。この×値が符号化の数値となります。7.2は0.6×12で求められる値なので、符号化すると12となることがわかります。12を2進数表記をすると1100で答えはとなります。

設問3 ちょっとひっかけがあるので注意が必要ですが、よく読んで指定通り計算をすれば簡単に求められます。

f:5秒間を50ミリ秒間隔でサンプリングをします。ここから5秒の間に何回サンプリングしたのかを考えます。5000ミリ秒(=5秒)を50ミリ秒で割ると100回ですが、先ほども登場した図2を見ると0秒目にまずサンプリングをするので、サンプリングは5秒間の間に101回行っていることになります。(※1回加算するのが注意点です。等間隔で杭を打つ問題などでも杭は間隔の数プラス1本必要ですよね↓図のように、間隔は10で測定値は11です。

1000ビットを101回で割ると、1回あたり9.9ビットつまり整数化すると9ビットとなります。(※総データ量を1000ビット以下にしなければならないので、ここでは切り上げでなく切り捨てをするのがポイント

後は設問2のcと同じq=FSR/(2のn乗-1)という式に代入して計算するだけです。

1022/2の9乗-1=1022÷(512-1) ちょうど2.0と求まります。答えはです。

2011年(平成23年度)秋期の解説

Date:

神戸電子の
IT・情報処理学科
についてもっと知りたい!

Webアプリケーション等のシステム管理、設計、開発が行える総合的なITエンジニアを育成する学科です。

学科紹介を見る (神戸電子サイト)

学科紹介イメージ
Info神戸電子からのお知らせ

Tagタグ

Teamライターチーム紹介

神戸電子オフィシャルSNS

オープンキャンパスなどの
誰でも参加OKの楽しいイベント
やブログの最新記事などお届けします!

ページの上へ移動