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平成26年度 春 基本情報技術者試験 【問1】

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ソフトⅡコース担当 ブログのおにーさまこと高橋です。

今回は、とばしていた平成26年度春期基本情報技術者試験午後問1の解説です。

いきなり問1から6ページもあったので、滅入ってしまった人もいるでしょう。しかも、説明が長い。しかし、ポイントを押さえると、難しい問題ではありません。

設問1
「Z社のリスク値算出方法」にあるように、C、I、Aはそれぞれ

  • C:機密性
  • I:完全性
  • A:脆弱性

を表します。表2の価値の評価理由(ii)の「社外に漏れた場合、顧客からの信頼を失う」は、信頼を失うという点から機密に関する事項と考えられます。Cの機密性が該当します。(iii)の「版管理が行われない場合、不整合によって、プロジェクトの進捗に影響を与える」は、不整合という点から完全性に関する事項と考えられます。以上より、正解はエです。

設問2
「Z社のリスク値算出方法」からリスク値は、C、I、Aごとに

  • 情報資産の価値×脅威×脆弱性

で計算します。表5を完成すると、次のようになります。

20140505

C、I、Aごとに計算したリスク値がすべて12以下であればリスクを受容します。逆に1つでも12超の値があれば追加のリスク対策を実施します。12超は赤字部分なので、追加リスクが必要な脅威は2個になります。正解はイです。

設問3
解答群を検討します。

  • ア)サーバのアクセスログでは、開発用PCにデータが残っているかはわかりません。
  • イ)ダウンロードしたデータの削除日を記録することにより、削除されているかわかります。
  • ウ)ダウンロード時に警告を表示しても、終了時に削除されるかどうかはわかりません。
  • エ)サーバをプロジェクトごとに用意しても、ダウンロードされた開発用PC上のデータが自動的に削除されるわけではありません。
  • オ)サーバへの権限を参照だけにしても、ダウンロードした開発PC上のデータには関係ありません。
  • カ)システム部で確実に消去すれば、別のプロジェクト使用時に残っていることはありません。

正解はイとカです。

2014年(平成26年度)春期の解説

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